久々に映画を観に行ってきました。「ソルト」以来です。

十三人の刺客

良かったです。これはおススメの映画。
スマステで稲垣さんが映画評論しているだけあって、自身の出演作品はどうなのかと思ったけど、すごく良かったです。

緊迫したシーンあり、ちょっと笑いもあり、エロもあり(リアルなw)。


ただ、あまりに残虐なシーンに初めて途中退席しました(苦)
観る前にドーナツ食べた所為もあるけど。具合い悪くなっちゃって。
トイレ行ったら、吐いている人が居ましたよ。

どのシーンかと言うと、稲垣さん演じる暴君に弄ばれて道端に捨てられた、四肢を切り落とされた上に舌も抜かれた女性が出てきたシーン。

そもそもOPでの、介錯人無しでの切腹シーンで若干具合悪くなったんだけどね。

「舌も抜かれております」
という説明がダメ押し。
その状況を想像したら息苦しくなって途中で席を立ってしまいました。

連合赤軍の映画の自傷シーンも惨かったけど、それ以上に惨かったわ…。


この映画、R12だそうですが、R15だろうよ、コレ。

で、この映画の監督の三池さんってあの「ゼブラーマン」や「ヤッターマン」を撮った方なんですね。
以下、良かったシーン。
松方弘樹さんの殺陣シーンがカッコよすぎます。1人、群を抜いて上手い!素人が観ても上手いって分かるほど切れがある。
山田孝之さんはやっぱりイイ。最近「百夜行」を観た所為もあるけど。この人は複雑な表情の演技が素敵です。観る側に色んな想像をさせてくれる。最後の表情は、虚しさを感じさせました。
岸辺一徳さんが出てきただけで空気が和むw
・Hシーンの生々しさ。昔の女性の扱われ方がリアルに描かれているなと思った。
・稲垣さんの演技。普段が優男だけに、怖い。飄々とした怖さって言うんでしょうかね。言わばこの人も“死に場所”を探していたのかもしれない。それにしても死に様のカッコ悪さ。泥と血にまみれて、最後は役所さん演じる島田に首を切り落とされる。よくこの役受けたなぁって思ったくらい。

ヤフーの映画レビューで「あ〜なるほど」と思ったレビューがありまして。
「良くも、悪くも、男は、女のいない人生を送っていると、つい、「死に場所」を求めてしまうもんなんですなぁ・・・
13人の中で、女の存在が認められたのは、山田と伊勢谷だけ。
つまり、この映画、「死に場所」を見つけた男達の「お話」なのだ。」

多分、この映画を総括すると、この感想に行きつくんだと思います。


次回は「大奥」を観に行く予定。あえて原作のマンガは読まず。
予告CMでの大倉さんの色っぽさにヤられましたw