ドラゴンボールZ 神と神
つまらなかったです(笑)
でも原作者が書いた脚本なんだから「ま、いっか」という気分。
原作ファンなら、観た方がいいんじゃないかな。
もうね、歴代のキャラを見れたってことが最大の満足。
絵柄がテカテカしていて新品になってしまっているのは嫌だったけれど、先日観に行ったハンターハンターとか、CMで見るドラえもんの絵よりはマシ。
比較的、昔のテイストを残した絵だったと思う。
歌は影山さんじゃなくてFLOWだったかな。でもアレンジが格好良かった。
本編について。
簡単に言うと、ドラゴンボールの初期のギャグ要素が強かった時代を思い出す映画でした。
とはいえども、テンポが悪すぎて途中まで…いやラストに差し掛かるまでは「おいおい何だこのぐだぐだ感は」と苦笑い。そういえば界王神さまの声って変わった?
悟空の声も少し変わったなぁ。仕方ないか。
今回は明確な「悪」がいないので、全体的に緩かったです。
むしろ悟空の方から喧嘩を吹っかけてるしw
「スーパーサイヤ人ゴッド」の造り方については、もう失笑です。
「え、これはコントですか?」と思うくらいに。エヴァの13号機以来の衝撃です。
ピッコロやご飯、悟天やトランクスはほぼ観客状態。
あ、ピラフ大王一味が出てきたのは懐かしかった。
そしてラストは、まさかの主人公が負けて諦めるという結果に。
でもビルスが破壊をせずに帰ったことを考えると、ある意味で勝利だったのかな。
今回は悟空よりもベジータが格好よかったです。格好悪いシーンもあったけど(笑)
ブルマとの愛情が見れてね、そこが良かったな。
昨日の日記に書いたけど、所謂馴れ初めシーンは無かったです。
そんなこんなですっごく消化不良のまま終わった映画。
でも周りの子供たちは楽しめたようで「ルイスってあんなに食べて太らないのかな?」「あれだよ、神の力で消化能力をUPさせてんだよ」と話しているのを聞いて「純粋だなー」と思った。
そして、これでドラゴンボールから卒業出来るな、とも思った。
ああもうこれでいい。これで終わった。
いや、そこまでドラゴンボールに人生掛けてたわけじゃないけど(むしろるろ剣の方が)。
この漫画の魅力の一つにキャラの成長がある。子供から大人へ。
悟空も悟飯もベジータもピッコロもみんな外見は変わらないけど年をとった。
悟空は昔ほど純粋さは無いし、悟飯も可愛らしさは無いし、ベジータはピリピリした感じは無いし、ピッコロなんて縁側に座ってるおじいちゃんみたいになってた。
コミックスの最後の時点で、それらのことはもう分かっていたんだけど、改めて今日映画を観て、そう感じた。
元々、映画化も続編も望んではいなかったけれど、こうして何年か振りに映画館で悟空たちを見て、子供時代を思い出し、そして、思い出は思い出として綺麗なまま保管しておこうと思った。
悟空やベジータ達のその後は、もう読者がそれぞれ頭の中で考えればいいことだ、と。
スタッフロールで、原作の映像がばーって流れるんですよ。
この映画で感動したのは、ベジータがブルマのためにキレたことと、このエンディングw
このエンディングを観るために映画館に行ったと言っても過言じゃない。
ドラゴンボールとのお別れ会、だったな、この映画は。