自分語り

人の好き嫌いはどこで決まるんだろう?と不思議に思うことがある。
何か嫌なことがあったわけじゃないのに物心ついた時点で「生理的に」嫌いになっていたものがいくつかある。

自分の場合は、写真に撮られることが嫌だった。小さい時のアルバム見ると地面にうつ伏せになって拒否しているものもある。今はそこまで拒否は無い。
あとはキャラクターグッズ。
アニメのタオルやお弁当箱、ディズニーグッズ、キューピー。レースのついたワンピースやピンクの服とか。
当時は親が全て選んでいたから子供の選択肢は皆無に近かったけど、なるべく無地や落ち着いた色を選んでいた。

そしてディズニーランドやピューロランドなどの遊園地。「うるさい」「疲れる」と嫌いで、ディズニーランドに初めて行った時は体調を崩す羽目に。
小学6年生の時に修学旅行で後楽園遊園地に行ったとき、初めて楽しいと感じれた。夜だったから、っていうのもあるかも。人も少なかったし。夜に小学生をフリーにさせたあの時代も凄いけど。
洋服の買い物も嫌いだった。洋服に興味が無いのに無理やり5枚ほど買わなければならないので苦痛だった。
小学生のある時、試着室から出ればまた服を選ばなければならないから試着室から出ないでいよう、と数分間立っていたら親にバレて酷く怒られた。
この日に限らず、買い物の帰りは毎回怒られて泣いて。買いたくもない服を選んでるわけだから着たくもない訳で。
中学生になってからは制服があったからとても救われた気持ちになったのを覚えている。

あの試着室でぼんやりカーテンを見つめていた頃から20年くらい経とうとしている今。
ようやく楽しんで洋服を買えるようになった。

買い物自体、大嫌いだったのに今では雑貨品を見たり買ったりするのは好きになっている。

よくよく振り返ると、嫌いな親の趣味と合うことがしばしばで、やっぱりこれって遺伝なのかなと思うこともある。