ひとりごと。





あんまりにも疲れた顔していたのか、マスクで顔の2/3は隠れているのに、90代の利用者さんに「どうしたの?疲れてるの?」心配されてしまった。

今日は昨日よりも一歩進めた部分はあったんだけど、何だろうこの心が折れそうな感じは。


今日一番嫌だったこと。悪口。


もうね、障害があろうがなかろうが。障害が重かろうが軽かろうが。年を重ねようが重ねまいが。90歳になろうが100歳になろうが。

悪口といじめは無くならないのよね。

それをひしひし感じて、やるせない。
認知症の人はバカにされる。バカにしている人もどこかしら問題があるけど自覚はない。無いから人をバカにする。
みんなどこかで下を見つける。それは悪いことじゃない。あの人よりはマシだ、って思って生きるのも一つの「生きる力」。そういうのも有りだ。


でもそれを言葉に出したら。



今日は本当にやるせなくて。認知症専門棟ってやっぱり大事だって思った。
専門棟に居ればバカにされることはない。利用者も重い認知症だからそこまで酷い悪口言う人は1人くらい。


時々ニュースに流れるような虐待はうちの施設には無いけど、利用者が利用者に言う悪口は絶えない。
特に認知症の方には。
そりゃあ言葉にならない声で大声出されれば怖いだろうし、知らない話を喋りかけられたら困るでしょう。理解と対応が難しい分野なのは分かる。
未だに解明されていない分野なんだから。
私たちだって一生の勉強だ。


地域で認知症の方が暮らす難しさを日々痛感する。
施設の中でさえこれだけ阻害されるんだから。



ひとりごと。
おしまい。