イブなので聖書を久しぶりに開いてみる。
新約聖書はイエスが死んで何十年も経ってから書かれた書物なのでその内容がどれだけ正しいのかとか、4つの福音書のそれぞれの特徴だとか、イエスの言動とかよく読むと色々ツッコミどころありで面白い。
学生時代は毎日のように朝と夕に礼拝があって自分はオルガン奏者だった。と言ってもしっかり弾ける他の子とは違って、簡単な讃美歌を弾くだけ。
色んな讃美歌を聴いたり弾いたりしたけど、基本的には美しい曲が多いという印象だった。
それから「説教」。聖書の中から好きな箇所を選んで、それを自分なりに解釈して皆にお話をするというもの。
今考えると、クラスに仲の良い友人がほとんどいなくてもやってたけどさ、あれよくやれたなと思う。
ちょっといじめられてた時期もあったけど、それでも礼拝に関しては(教師も同席しているし)自分の言う通りに讃美歌を開き、聖書を開き、自分の話を聴くのよね。どんなクラスメイトでも。

個人的には旧約聖書(←キリスト教ではない)の「知恵の書」とか「シラ書」とか面白くて読みやすい。

福音書の中で印象深いのは「幸いと不幸」と「狭い門」。
「今泣いている人は幸いである、あなたがたは笑うようになる」は沈んでる時に読むと頑張ってみようかと思う。
「狭い門から入りなさい。滅びに通じる門は広く、その道は広々としてそこから入る者は多い」は、受験などの時に思い返した言葉。難しい道こそきっと何か得るものがあるのではという考えを後押ししてくれた。

他にも解釈があるかもしれないけど、自分は聖書の中では「狭い門」の話が一番好き。