朝刊に老健の記事が。
老健を渡り歩く方の記事でしたが、それって方向性をきちんと考えていない老健の問題でもあるし地域の問題でもあるし何だかなーって思った。
入所者のその後を考えるのが職員の仕事じゃないの?
老健は、最初の3ヶ月間は短期集中リハ加算があるからリハビリをすれば施設にはお金が入る。
だから3ヶ月がリミットとというわけじゃない。
農繁期の5か月間とか、冬場の4か月間とか。そういう入所形態の方は多い。
所謂「特養待機」で1〜2年と入所されている方も多い。
というのも、例えば定員100人の老健があったとして100人全員3ヶ月で在宅復帰を目指していくと業務過多で対応できなくなる。リハビリスタッフも足りない。
だから在宅強化加算をもらえる基準までは在宅復帰率は維持できるように入所者を受け入れるけど、それ以外は未定入所者も受け入れるようにする。

うちの場合は老健から老健への退所は基本的にはやらない。
在宅か、特養orグループホームorサ高住などへの退所。
どうしても退所のリミットが来てしまった方は、特養内のショートステイに一旦入所して特養が空くのをそこで待機。「ロングショート」と言って、言葉にすると変なシステムだけど結構使っている方は多い。