仕事はあと2週間くらいが山。頑張る。
その仕事の関係で今回身に沁みて分かったことがありました。


高次脳機能障害者へのサポート体制が薄い。


介護保険はかなり浸透しているし、身体障害がほとんど無い所謂「歩ける高次脳機能障害」の患者さんが退院後に生活を成り立たせていくことや就労につなげていくための支援が少ない。
自立支援法のサービスで使えそうなものを選ぶけれども介護保険ほど充実はしていない。通所というと身体障害や知的障害対象のものはあっても高次脳機能障害に対応する通所がほぼ無い。
県の中心部にはあるけれど、郊外に行くに連れて無くなっていくんですよね。
そもそも病識が低い場合が多いからサービスを受けることも拒否されてしまうし。この病識をつけるというリハビリが本当に難しくて、現在も勉強中です。出来ないことを意識させるだけでは単なるストレスになるし。


あとは交通手段の問題。車社会で、電車やバスが都会ほど密ではないうちの県にとっては、電車もバスも一人で利用するには困難な人のサポートが難しい。もし一人で電車に乗れるようになったとしても、駅まで何十分も歩いてもらわなきゃならないことがある。

今回の件で色々勉強になりました。あとは話し方かな。説明はできるんだけれども相手の気持ちを汲み取って理解して、理解した上で提案をさせて頂くというのがまだ難しい。