出会いに感謝

毎日新聞での茂さんのコラムは今年はこれが最初。
成人式についての話でした。
茂さんは奈良での成人式には出なかったんですね(交通費の問題もあって)。そして1年後、20歳の山口さんを見送る茂さん。
「今から草加で式か」「行ってきます!」(一部抜粋)のやりとりがとても物語を感じて良かったです。
妄想ですけど、耳掃除かギター練習か何かしながら茂さんは、スーツを着て身支度整える山口さんの姿を眩しげに見ていたのではないかと感じました。

パンフレット、写真集

ずっと気になっていた10周年ライブの時のパンフレットと写真集が手に入りました。
驚いたのが10周年ライブのパンフレットが3冊もあったということ。
写真、CD・アルバムの歴史、インタビュー集。
なんて豪華な。
20周年のパンフレットも素敵なんですけど、おそらく10周年はそれを超える大きな出来事だったんだろうと思います(20周年はライブツアー以外にフェスもあったし)。

自分は9周年の頃にどっぷり嵌るようになったのでこの時のことは思い出深いです。
親にカミングアウトして10周年ライブのチケットを取ろうか迷ったけれど、お祝いのライブに新規が行くのはどうなんだと思って行かなかったです。

パンフレットに話を戻して。
よくテレビに出てくるメンバーの幼少期の写真とか、この時にしか語られなかったと思われる(なぜならこの時は雑誌やテレビのチェックを出来る範囲でやってたと思うので)想いとか書かれていて読む度に「そんなこと思ってたのか」としみじみ感じました。

特に茂さんから山口さんへのね、バンドに誘ったことの後悔とか、今までついてきてくれたことへの感謝とか、そういうのがぐっと来て、そうすると10周年ライブDVDで映ってた肩組むシーンが思い出されて尚ぐっと来るっていうね。


そして、この時から13年が経って、メンバーのライフスタイルも大分変わったけど基本的な仕事への責任感や向上心、グループとしては「このまま変わらずに行こうよ」感が変わってないなって思います。
10周年過ぎた後で、宙船ヒットがあり、またレコード会社の移籍あり、メンバー間で会話が少なくなりヒビが入ったこととか、そして修復したとか、色んなことがある13年間が始まると思うと、この本に映ってる5人がいい感じのおじさんになって今でもメディアに出て活躍しているのが奇跡だし、幸せだなと思いました。


まああとはみんなかっこいいですね。改めて13年前の姿見るとね。
自分の茂さんへの「こうあって欲しい」像は多分この時のものが強くて(音楽への向き合い方とか、ビジュアル面とか)、それを今でも夢見てしまってるところがあるからそれは見直さないといけないと思いました。