チェ39歳別れの手紙

5日に観に行きました。
今回の方が良かったなぁ。ストーリーも分かりやすいし、本人の心情も伝わってきた。

ただ今回はハプニングがありまして。

祖母が風呂場で倒れてね。で、メールが来たわけですよ。
勿論音は消してます。そのメールを何とはなしに見たんですよ、仕事の連絡かなと思って。

そしたらさ、風呂場で倒れたって母からメール。

映画はあと15分で終るところだったので、勿体ないけど返りました。あ、祖母は元気でしたよ。

ヘブンズ・ドア

箇条書きで書きます。
<悪かったところ>
・何ていうか………良いところなんですけどね、長瀬さんってインパクトあるんですよ。工場で働いている兄ちゃん達に全然馴染んでいない。この時点では「勝人」ではなく「長瀬智也」になってしまっている。
・病院の厨房にて、天国や海の話を語るシーン。この映画のスタートとして大切なシーン。
うん、最悪でしたね、ここに関しては。多分ね、アニメでやったらそうは思わないところなんですよ。だけどあの物語ちっくな台詞をねぇ・・・いかに気持ち込めずに言うかが大切なんだと思います。
・勝人の人物像がなかなか掴めなかった。自分の責任もあるんでしょうけど。投げ遣りな態度とったり、「天国では海の話をする」「天国のドアを叩いてる」なんてこと言ってみたり、強盗に関して責任感じてなかったり、晴海に突っ込みしたり。
話を進めて見ていけば、浅いヤツって分かるんだけどね。要は、どこにでもいる人物、なのかな。
・誰もが感想に述べていることですが、晴海が元気すぎる。病は気からと言ってしまえばどうしようもないんだけど。
・饅頭と金。おいおいいつの時代だよ。
・車が転落。でも二人は無傷。いやいやいやおかしいでしょう。
・あんな田舎にホストクラブあんの?

<良かったところ>
・映画で一番大切なのはOPとEDだと思ってる。この映画はどこから来んのかなって思ってたらまさかの饅頭w
・タイトルの出し方。おお〜そう来たかって感じ。この映画全編に渡って流れている「さらっとした」空気感。
・病室の爺ちゃんたち(そこかよ)。っていうかこの映画ってエキストラが良かった。
・寝巻きが病院のものでなくて私物(そこかよ2)。
・会社の部下2人組。この映画での掘り出し物。あのオジサマは誰だろう?凄く素敵だった。この2人と、警察(三浦さん)が居たことでこの映画は成り立っていたと思う。
・「いいボタンだね」に笑ったw
・日本なのに、画がカッコイイ。どこかのブログの方が書いていたけど、この監督さんは電柱撮るのが上手い!無機質なビルとか道路とか。
・発作の演技。てんかん発作なら実際に病院で見たことあるんですよ。だから、これは上手いなって思った。公園で倒れていたところは思わず笑ったけどね。あと、痙攣起こしているときに口から錠剤なんて飲めませんよ。
・母親の背中を見つめて、死を初めて恐れるシーン。ありきたりです。ありきたりだけどいいものはいい。
・ラストシーン。感動なんかするものかと思っていたけど、感動しちゃったよ、もう。
ゆっくり勝人の身体が倒れていく。あえて夕日でなく青空を撮ったところがGJ。
晴海が何か言いたそうに口を動かすんだけど、何も言わないのがいいんだよね。
・音楽最高。劇中の音楽が抑え目で、感動の押し付けをしなくて良かった。

<番外編>
・ホストで、「アレ?どっかで見たなぁ」って思ってたんです。そしたらスタッフロール流れる中ありましたよ。
嵐の二宮和也!!うわぁ、出てたんだ!「宿題くん」では何も言ってなかったのに!
・劇場には私含めて13人くらい。日曜の11時にしては少ない。でもね、中学生2人組み、カップル、おばさん一人、年配のおじさん一人、長瀬さんファン2人組みと、幅広い層が居ました。歌が終わるまで誰も立たなくて。歌が終っても誰も立たなくて。こんなこと滅多にないです。

<総合感想>
約3日間の逃亡生活。「海」に行くことが最大の目標だったのに、海に着いて二人は想ったのだろう。ここに来るまでの道のりが素晴らしいエンディングであったことに。

盗んだ金とは言え、高級ホテルに行き、高級料理を食べ、綺麗な服を着て、高級車を乗り回し、ホストクラブにも行き。

でも人間って、本当に欲しいものはそういうものじゃなくて、この二人は危険を冒してでも海を見に行く。

色々とつっこみどころはあるし、二人の演技がちょっとなぁってところもあるし、でも人生について考えるキッカケになる良い映画です。