ライブパンフレット感想

前回のSUGARライブに比べて、コメント数は少ないですがいくつかツボがあったんでご紹介。

「誓い」の裏話(by 山口さん)

山口さんは「誓い」の作詞作曲者が誰なのか知らなかったそうです。スタッフに言われて、茂さんだと知り驚いたみたい。
「(茂さんは)いろんな顔を持っていて、(誓いは)新しい表情を見れる作品」みたいなことを言ってました。
そして、レコーディングが終わった夜には茂さんから「どうだった?歌つらくなかった?ありがとう」というようなメールが来たとw
山口さん曰く、普通はそういうこと言わないそうです。でも、「歌って」と依頼した側なので茂さんは気を遣ったようです。

っていうか、山口さんにボーカルをって茂さんが依頼したんですね。

で、山口さん的には「歌って」とお願いされるのは嬉しいこと。「何か気にいらない感じがあったらすぐ言ってね、直すから」と気を遣ったメールを返信w

「この曲に関してはすごくストレートで懐かしい香りのするシンプルな曲」と評し、「あの人もね、ああ見えてピュアなところあるから(笑)」と締めていました。

「リセッタ」って感じのエピソードだなぁと思いました。

ライブでのスタンス(by 茂さん)

「ライブのステージに立つこと=ファンのみんなとデートする」だそうです。流石に言ってて照れてましたがw
茂さんっぽいなぁ。これをライブ前に読んだのでテンションあがりましたよ(爆)
あとは「俺色に染めてやる」とか言ってました。

「スベキコト」の裏話(by 茂さん)

普段なら4パターンくらいシチュエーションの全く違う詞を書くそうです。よ、4パターンもですか…!!
ただ、今回は時間が無かったので太一さんが欲しいと思っている世界観に近いものを1パターンだけ作りあげたとのこと。
ピアニスト相手なんで、ピアノを弾く人の心をくすぐるようなフレーズを意識して盛り込んだ、と。

「レットオフ/調整済み」の部分は、実はこの曲で茂さんが言いたいことが詰まっているそうです。
レットオフ=ハンマーと弦とが最も近づいた距離のこと。この角度をきちんと調整していないと正しい音が出せない。
つまり、「レットオフ/調整済み」とは「いつでも準備万端、いつでも来い!」という比喩で、熱いメッセージが込められていたと。

レットオフを調整済みにしておくことが、すなわち「スベキコト」だと。

なるほど、そういう意味ががあったんですねと感心しきりでした。

「スベキコト」の裏話(by 太一さん)

アップテンポな曲調で、ドラムがこんなリズムで〜というリクエストは貰っていたとのことです。
太一さん曰くギリギリまで悩んだそうで。
サビは番組のイメージを表現した曲調にして、Aメロ・Bメロでは全然違うリズム・曲調にして…と進めていったそうです。

「スベキコト」感想(by 松岡さん)

太一さん、茂さんのこだわりやセンスが良く出てる、とのことでした。
「リーダーの詞を読むと。天は二物を与えたか!って思うね」(ちょっと待てwもうひとつはギターか?ってか褒めすぎですw)
「あの才能は俺が知っている中では天下一品。すごい武器」と絶賛でした。

あと、ライブMC中にも言ってましたが、パンフでも「リーダー40歳おめでとうライブをやってあげるのもいいんじゃない?」と言ってました。

これからのライブの方向性について(by 茂さん)

この先余計なものが削ぎ落とされてどんどんシンプルになっていくだろう、と。

茂さん曰く、30歳手前の頃にTOKIOのステージを根本的に壊して再構築したいと思っていたそうです。「このままじゃいけない」と思って。
エンタ―テーメント的なステージを作りたい、パターン化したものから脱却したいと。
あの頃が一番熱かった、と語っていました。

そして約10年後。

当時、茂さんが「何か変えたい」と思ったのと同じように、長瀬さんが“シンプル”をテーマに新しい形を作ろうとしている。「面白いなぁ、歴史は繰り返すもんなんだなぁ」と茂さんは思ったようです。


10年前と言えば長瀬さんは20歳。茂さんが陰ながら色々とやってきたことがあって、そして今。
ライブを牽引するボーカルになった長瀬さんが、今度はライブを良いものにするために再構築を図る。茂さんの言う「歴史」を感じましたね。

今後のメンバーについて(by 松岡さん)

・茂さんは年をとるほど「ああ、いい枯れ方してきたな」と感じるタイプだそうです。
「今(38歳の今)、一番もどかしい時期じゃないかな」「40過ぎたら面白いと思う」と。
・長瀬さんは50になったら東京にいなくて、山かなんかでヒゲ生やしてハムをナイフで切って暖炉であぶって食いながら、「お、今いいフレーズ浮かんだ」って部屋に戻ってたばこくわえながら書いて「こんなのできたんだけど」って生活してそう。で、仕事の時だけ東京に来て音楽や芝居をやっているんじゃないか。
・茂さんは若いお姉ちゃんを連れてきて「新しい彼女ができた」って言ってるw
・山口さんは「いい波こねえなぁ」と言ってる。
・太一さんは、都会のスタジオでずっと音楽聴いて曲を考えていそう。
・で、松岡さんはいろんなところをプラプラ旅しながら、その時その時の音楽だったり芝居だったりを考えている。

なんか…これだけでお話書けそうなんですがwでもこの構想だと50になってもTOKIOTOKIOで居られるのかな。そう考えたら楽しみです。


ネタばれはこんな感じです。長瀬さんのコメントも良かったんだけど、この人の場合は言葉でまとめにくいものがある。
読んでても「魂」で語っている感じがします。他のメンバーにそれが無いわけじゃないけど、まあ、その中でも長瀬さんは特に自然体で物事考えてるんだなって思いました。

「自己主張が強いと思われていないことが、一番イヤ」という発言が印象的でしたね。
長瀬さんの人柄というかオーラなのか、他人からは自己主張が強い人だと思われていないそうです。