鉄腕DASH

まさかヤギから茂さんを想像するとは。
松岡さんには誰も勝てないと思う(山口さんでさえ)。それはそうと、「しげる」呼び好きなんでしょうか松岡さんは。

海への飛び込み。山口さんが帽子放り投げた時のカッコよさに思わずくらっと来ました。
その後の「おいで」に激しく萌えたのは言うまでもありません。

そして番組ラストの衝撃的シーン。
ねえ、アレ何?うわっ、本気で飛ぶ気ですか、シゲコプター。
本気だ…この人達は本気だ………。柱予告の「飛べ!シゲ!」に吹きましたw

前も言ったけどさ、飛んだ後の着陸ってどうすんでしょうね。

0号室の客

今回は支配人の言葉も入れました。
拙いレポですが、ではどうぞ。

冒頭、前回のハイライトシーンが流れた後に、支配人が登場。

「昔は良かった。よくそんなことをいう人がいます。でもホントに昔は良かったんでしょうか?過去の自分を美化することで精神のバランスを保つ。人間の考えそうなことです。しかし、過去の自分と今の自分。どちらの方が価値のある人間なのか、それは点数の前では一目瞭然なのです」

前回の続きで、フロント前のロビーにいる二人。
「一体何がしたいの?」
「お前はやっぱり俺と離婚しても平気なんやな」
「なぁに言ってんの〜、ジャガーが言い出したんでしょ?」
「だけど普通はもっと同様するやろ………」
「え?何?」
「…もうええわ、ちょっと外の空気吸うてくるわ」
 去って行く城田。その背を見つめる奈美。
「もうええわって、何がええの・・・」

*****
ホテルの外階段。犬の遠吠えが聞こえる。
城田は外壁に寄りかかり、外を見つめている。

「お恵みを」
どこからか男の声がする。
「え」
下を覗き込むと、犬連れのホームレスが一人。
「お恵みを」
「ごめん、今手ぶらや」

 再び遠くを見つめる城田。

*****
「あれ〜?」
ソファーに座っている奈美がバッグの中を見ている。探し物?(多分、城田が持っていたジミーと奈美が映っている写真だと思われる)
その時、城田が部屋に戻り、テーブルの上の煙草とライターを手に取る。
そんな城田に奈美が笑顔で話しかける。
「どうして離婚したいの?若い彼女でも出来た?」
「そんなんじゃない」
 苦笑しながら城田が答える。
「………ジャガーが最近いろんな女の人とホテルに入るの見た人いるんだよ?」
「確かにホテルは入ったけど浮気はしてないっ」
慌ててソファーに座る城田(奈美と向かい合う位置)。
「じゃあホテルで何してたの?」
「う………それは…」
「別に………っ、浮気の一つや二つ、どうってことないのにっ」(え?そうなの!?)
「だからしてないって言うてるやろっ。………俺が浮気出来へん体ってこと、お前が一番よう分かっとるやろ………」

*****
(奈美はソファーに座っていて、城田はベッドルームにいる)

奈美
――格子
城田

(こんな感じの立ち位置。城田の方から撮ってるので、城田の後ろ、格子越しに奈美の姿が見える構図)

「医者に相談したら、いろんな女性と関わって自分に刺激与えてみたらって言われたんやけど。俺はお前以外とそういうこと出来へんし」
(笑顔でグッと親指立てる奈美)
「だったらせめて、女の人とホテル入ってドキドキすれば、アソコにも変化があるんじゃないかぁって思って………それで女の人とホテル入って………フォークダンス踊った」
「え、ふぉ、フォークダンス!?え、ええ?チークダンスじゃなくて?は、ははっ」
「笑うなやっ」
振り返ってしゃがんで格子を両手で掴む城田。
「こっちは真剣に悩んどるんに。俺は、浮気なんて絶対せえへん」
「でもジャガーが教えてくれたんだよ?」
ソファーから立ち上がり、奈美は笑顔で城田に近付く。
ロックンローラーに惚れた女の三か条。一つ!ロッカーの女たるもの、浮気の一つや二つでガタガタ言うな!一つ!革ジャンの手入れの仕方は覚えておけ!も一つ、覚えてる?」
それには答えずにベッドルームからテーブルのある部屋へ戻る城田。
「………………俺、会社辞めた」
「ええ?」
「10年勤めたレコード会社辞めた、っていうか1ヶ月前にはもう辞めてた」
ソファーに座る城田。
「せっかく好きな音楽に携われる仕事だったのに〜」
「好きな音楽に携われる仕事か………」
苦笑する城田の脳裏に浮かぶのは………

****
『すいません、このCD置いてもらえませんか』
『いらないいらない』
城田の目も見ず、雑誌に視線落としたままあしらう若い店員。
『そこを何とか』
『いらないって言ってるでしょ』
『…そうすか、じゃ、またよろしくお願いします』
帰ろうとする城田。店員が読んでいる雑誌の表紙にはジミーの姿があって………

*****
「まあ、いいんじゃない?」
「………それだけか?………亭主が仕事辞めてきたのに『まあいいんじゃない』それだけか」
「だって…もう辞めちゃったんだもん、しょうがないでしょ?」
「しょうがなくたってついつい慌ててしまうんが夫婦やろっ」
ソファーから立ち上がる城田。
「俺はお前に何かあったら気になって気になってしゃあない。お前が何考えてんのか、何に悩んでんのか俺は全部知りたい」
「だけど〜」
「やっぱりお前は俺のことより………」
黙る城田に奈美が駆け寄る。
「もう〜だから言いかけてやめるのやめてっ、ちゃんと言いなさい!」
「もういいって」
「全然よくない。ねえ、いつもそうやって自分の気持ち隠して、私が入っていこうとするとシャッター下ろして」
しかし、城田は奈美の腕を振り払う。
「俺らやっぱり分かりあ合えんねんな。やっぱり離婚した方がええねんっ」
そう言って城田は再び紙に名前書き始める。(あれ?さっきの紙は?)
奈美はそれを寂しそうに見つめる。
*****

しばらくして、紙が返ってくる。
機械に駆け寄り、紙を両手でつかむ城田。

が、再び震えだす。

「どうしたの?」
「うわあああああああ」
またもや部屋を飛び出す城田。
「また〜〜〜〜!?」
叫ぶ奈美。

*****
再び外に出て来た城田。
「お恵みを・・・を・・・」
そしてホームレスに再会する。
「ああ・・・ごめん、また手ぶらで出てきてしもた。………そんな目で見んといてくれよ」
階段に座り込む城田。
「その犬、名前何て言うん?」
「・・・・・・・・サブ」

階段に座ったまま夜空を見つめる城田。そして再び、あの出来事を思い返す。

*****
『なんだよ話って』
『俺の方があいつを幸せに出来る』
『俺のほうが幸せに出来る?つまり奈美を譲れってことか?』
睨みつける城田。
『それなりの覚悟があって言ってんだろうな。俺は半端が大っ嫌いだ。やるならきっちりケジメつけようぜ』(指を鳴らす)
『うわああああああああ』
咆哮する城田。

*****
ロビーの端に座り込み、受話器を耳に当てている支配人。

「人は過去の自分に励まされることもあれば、プレッシャーをかけられることもあります。この男性は過去の自分にどんな劣等感を持っているのでしょうか?」

受話器を置く。

(続く)
エンディングに「CRY FOR THE MOON」が流れる。このお話にこの曲がすっごい合うだな、これが。


っていうか、茂さんに何てセリフ言わせてんだ松岡監督!、と悶えた今回のお話。
まあ、それにしても城田のダメダメさ加減が半端無いですwこのすれ違いの夫婦、最終話ではどうなるのか。楽しみです。