るろうに剣心〜特筆版〜。
るろ剣の1〜4巻辺りを再構築したこの漫画。
実写映画が元になっているので赤べこの内装や外印の素顔が違ってたりする。

お話、面白かったです。

剣心の内面や、燕の設定とか、原作には無かったものもあって。
武田観柳はこっちの方がいいかな。「悪人じゃありません、悪徳商人です」のセリフは観柳っぽい。
勿論原作が一番良いんだけど。


ストーリーも、絵柄も。

今振り返れば当時の絵柄は古いけど、あれはあれでよかったし、あれじゃなきゃるろ剣は好きになってなかった。


それでもこうやって再び「漫画のるろ剣」に再会できたのは嬉しかったです。
この漫画が描かれたキッカケになった実写映画に感謝だし、10数年ぶりに描いて下さった和月にも感謝です。


この世で自分が最も好きな漫画はるろうに剣心。今でも変わらないです。
特筆版を読みながら、学生時代に学校のベランダで友人たちとジャンプを回し読みしたこと、友人が日本刀のレプリカを持ってきたこと、先生に見つかったけど先生は笑って見逃してくれたこと、ルーズリーフに漫画のセリフを全部書いたこと、当時はお金無くてCD買えなかったしネットも普及してなかったから「1/2」の歌詞が分からなくて(テンポが速くて歌詞が聴き取れなかった)みんなで歌詞を推測したこと、初めてスクリーントーン買って同人漫画描いたこと(友人が書いた詩に絵をつけたり、剣心と左之の友情話とか、剣心と巴の恋物語とか)、人誅編で薫が「死んだ」「いやあれは人形だ」で1週間議論したこと、青春を思い出しました。