ATARU〜THE FIRST LOVE & THE LAST KILL〜

ネタバレ感想あり。



とっても良かったです。
ドラマのテンポの良さ、シリアスと笑いの割合の丁度良さ。
OPもED曲もドラマと変わらず。
ドラマの濃〜いキャラクターが映画にどんどん登場してとても嬉しくなった。
堀北さん演じるマドカはドラマの特別編からの登場なのに、ずっと前からATARUの世界にいたような感じだった(まあ、実際そうなんだけど)。

CMと本編にこれほど差が無い映画も珍しい。
CMではこういうシーンがあったけど、実はそれは全然シリアスな場面じゃなかった、とかそういうのが多いけど。

例えばCMではピストルを頭に当てるチョコザイのシーン、叫ぶ舞子のシーンが流れてますが、本編では「実は直前で撃ちませんでした」じゃなくてホントに撃っていたのでびっくりした。

中は空砲だったけど。

マドカは最初からチョコザイを殺そうとは思っていなかったけれど、傍で死にたかったんだろうな。
一方のチョコザイは、マドカが望むのであれば、一緒に死んでもいいと思っていたのか。


この映画で、これはちょっとなーと思ったのは、音楽がうるさかったこと。
盛り上げたい気持ちは分かるけど、音量大き過ぎでかえって萎えてしまった。
あとはラストカット。あれ、いる?


ラストの百合のシーンは感動しました。客席からすすり泣く声が聴こえた。

恋人の死を悲しむ気持ちを表す表現として、自分が今まで見てきた作品の中では一番心にくるシーンでした。