武士の献立

まさか、まさかの涙。
自分の涙腺ポイントがよく分かりませんが、自分は何故かこの映画で泣けました。
主人公に感情移入出来たからなのかな。

内容は、思っていたよりもシリアスで、繊細で素敵な内容でした。
主人公の夫が料理を愛することができるまで、終盤までかなり時間がかかっていて、その経過や葛藤も丁寧に描かれていてよかったです。妻への不器用な愛情もよかったし。
同時に、この映画は料理だけのことかと思ったら、加賀のお家騒動という政治の部分も書かれていて、硬派な面でも楽しめるお話になっていました。

食事の楽しさ、加賀藩の内部騒動、夫婦愛、色々な親子愛、そういうものを楽しめる映画です。