以前も看取りのことを書いたけど、今回もそのお話。



この方、死期がそう遠くではないんじゃ?長くて1か月ぐらいじゃないか?と感じたところで看取りカンファレンスを開く。
それを最初に提言するのは大概が看護かリハ。
長生きして看取りケアが解除になることもあるけど、早くて1週間で逝ってしまう時もある。

看取りカンファ=死が決定、じゃないんだけど、やっぱり「看取りとりましょう」と言い出すのは覚悟が要る。
勿論私が言わなくたって現場の皆は薄々気付いている。「まだいけるんじゃないか」と思ってる。そう思いたい。
でも食事も水分も入らなくなったら人間は生きていけない。
本人、家族、職員が悔いなく最期を迎えるためには少し早めに対策を取る必要がある。
旅立ちの衣服は何にするのか?自分で用意するのか施設に任せるのか、夜中急にってことになったらどうするのか、連休中に亡くなったらご遺体はどうするのか、葬儀社への送迎はどうするのか、とか現実的なことも考えなきゃいけない。

分かってるんだけど、死期を認めるって、難しい。
親族は余計に難しいんだろうと思う。