自分の過去語り。
受験について。


受験シーズンですね。懐かしい。
今まで生きてきて受験勉強と名のつくものをまともにやったことは………あんまり無い。受験はね。

小学校の時は勉強がまだ出来ていた時代だったので中学受験はそれほど苦じゃなかった。
中学2年からは勉強しなくなったので赤点が増えてしまったけど、中高一貫だったからテスト前の勉強だけそこそこやって高校に行けた。
高校に入ってからはますます勉強についていけなくなって、偏差値がガラガラと落ちていった。
塾も3つくらい通ったけど、本人にやる気が無いんだから無理だよねぇ。
泣いても笑っても来るのが大学受験。友人たちが滑り止めで受けるような偏差値クラスの学校を受けた。面接がなるべく無い学校、自分の得意科目2〜3だけ受ければいいような学校を選んだから、過去問を少し勉強しただけ。
今の資格を取るために受けた専門学校は、当時は今より更にマイナー職種だったから偏差値が低かったものの、今受けたら確実に落ちるね。
センター試験は、一応経験しておきたかったら受けたけど、当然の如く結果は散々たるもの。
笑っちゃうほど難しかったよセンター試験


自分の場合は、いじめとか親との確執とか色々あったものの、他の人に比べれば甘いものだったし。
時代背景とか家庭環境とか親の教育方針が、結局は上手くかみ合って、専門学校入学に至るまでの受験で苦労したことも全く無い。進路のことで親とかなり揉めた、あの話し合いが一番大変であって、勉強自体は苦労しなかったな。頭が悪すぎたこととやる気の無さで偏差値がどうにもならないところまで来ていた。
テストの花道」があったとしても、多分あの時の時分は勉強しなかったかもしれない。今見ると勉強しようって思うのにね。無いものねだりだわ。


ただ辛かったのがここから。
専門学校に入ってからが一番辛かった。
留年するわ。情緒不安定になって授業中に泣き出すわ。実習先で2か月間泣き続けるわ。

今よりももっと暗かったし、服装もとてもださかったし、飲み会にも顔を出さない人間だったのにみんな優しかった。
いじめもイジワルも一切ないとても平和な学校生活だった。
本っ当に、勉強と実習のみが辛かった時代。
試験に1回でも落ちれば留年。そこが小・中・高とは違った。
私が通っていた学校は入るのは簡単でも、中身は専門職の資格を取るための勉強だから、基本的には他の学校が教える内容と大きな差は無いんだよね。偏差値70の学校でも、40の学校でも。国家試験に必要な勉学は必ずする。

一番辛かったのは実習。
この時、高校の勉強って何て楽だったんだろうって思った。

実習が一番辛くて。その次が卒論。その次が国試。
多分人生で一番勉強したのは専門学校時代だと思う。親の機嫌を取るために勉強していた時と違って、学費を出している家族に負担をかけないためと自分が資格を取って就職するための勉強。
卒論も国試勉強もグループを組んでやったから楽しいこともあったけど、大変だった。

そして就活。就活っぽい就活はしたことがない。実習に行った先を一つ受けたらその病院が採用してくれたから(一つ受けたら結果が出るまで他を受けてはならないというルールがあったから複数就活する人はいない)。


どちらかというと就活よりも勤務してからの方が大変だった。
今、あの時書いた日記を読み返すと負のオーラが漂っていて凄いなーと思う。


振り返って思うのは、勉強はね、した方がいいね。大学受験する時も勉強しておけば幅が広がる。
自分の場合は、もう2種類くらいしか選べなかった。
あの時ちゃんと勉強していたら将来は変わっていただろうし、職種も違ってたけど、それが幸せだったかどうか。
多分、今と変わらず苦労していたような気もする。