今日は日帰り旅行。静岡に行ってきました。

韮山反射炉。先日、色々問題があった例の世界文化遺産に登録が決まったものの一つ。
写真や映像でよく見る鉄骨部分は補強のために昭和32年に作られたそうです。
元々はレンガ部分のみ。このレンガも、一つ一つ焼いて、この韮山まで運んで、一つ一つ組み立てていく作業を思うと何とも言えない気持ちになります。

カノン砲を再現したもの。
こういった大砲を作った反射炉ですが、実際に稼働したのは2〜3年くらいで短い期間での活躍だったみたい。
パンフレットやガイドさんの話によれば、1840年阿片戦争を機に日本は周囲の国から植民地にならないように軍事力の強化が課題となって、鉄製法を製造するのに必要になったのが反射炉。でもこの時期は鎖国していたからまだ危機感が薄い。1853年に黒船来航で、幕府もようやく海防体制を強化しなければということで動き始め、反射炉ができたのが1857年。

破損している部分はありますが幾度の戦争や地震があっても形を留めているのに感動しました。

反射炉のすぐ横には観光用に駐車場や売店やレストランもあって、とても過ごしやすいです。
反射炉がある場所は然程大きくはないんだけど、ちょっとした庭園のようになっていて休憩しやすい。

・沼津御用邸
写真は松の木。根が土の上を這うように伸びています。立派な松だった。
御用邸の本邸は空襲で焼けてしまっているので見学出来るのは西付属邸御殿。
思っていたよりもしっかり中まで見れました。昔の台所、浴槽がなくお湯をかけるだけのお風呂、トイレ、和洋折衷な部屋。
巨大三輪車、掃除機、ポータブルラジオ、電気スタンドなど当時使用していたものが見れました。
庭園内には厩舎を改造したカフェや蕎麦屋があったので、時間があったらこのお蕎麦屋に行ってみたいと思いました。

柿田川湧水群。
第1展望台。

第2展望台。

水がとても透き通っていて、ぽこぽこ湧く水はずーっと見ていられます。
下の写真の真ん中あたりに白い点が3つあるのはカモです。水の流れにすーっと流されていったのが印象的だった。