特に80〜90代。
足を骨折して、入院して、リハビリして、また元通りの生活ができると思っている当事者・家族がほとんど。
そんな簡単には事は進まない。
独歩で歩いていた人は、よくて伝い歩きか杖歩行。
杖歩行で歩いていた人は、よくて杖歩行か歩行器歩行。
歩行器で歩いていた人は、よくて歩行器歩行か、限定した範囲での歩行。
寝て起きての生活をしていた人は、よくて歩行器歩行か、車いす

急性期の病院に運ばれて、そしてリハビリの病院へ転院。
そういった手術のストレスだとか、環境の変化だとかで、認知機能に影響を受けることも少なくはない。

何とかして元の生活に近いようには支援したいけれど、なかなかそうはいかない。
元の生活に戻るというよりは、新しく生活スタイルを作って、それを入院中に馴染ませて、退院後の生活にソフトスライドさせていくっていうことを心がけてる。