本日の昼にダニーと紺碧の海を観に行きました。
以下、道中含めての感想。
お話の細かい部分とかネタバレには触れていないですが、欠片も知りたくないという方は見ないように注意してください。

紀伊國屋ホール

そもそも紀伊國屋ホールはどこだ、ってことでアクセス方法を調べてから行きましたが、複雑・・・!
新宿駅のホームの一番端の「東口」(中央東口ではない)から出て、「西口方面〜」と書かれている所を左に曲がって、「メトロプロムナード」の看板の下の階段を降りて、広い空間に出たところで真っ直ぐ歩いて壁に突き当たったら右へひたすら歩いて行って「B7」か「B8」の看板のところを左に曲がる。
そこの紀伊國屋ビルのエレベーターに乗り、エレベーターガールさん(久しぶりに見た)の案内で4階へ。
4階も書店なんですが、その端に紀伊國屋ホールがあります。
ちなみに開演前はドアが閉まっているので、パッと見た時にはそこがホールかどうかは分からなかったです。

開演まで

ホール前の書店ブースには松岡さんが舞台をやるっていうことで、TOKIOに絡んだ(というかDASH)本が展示されていました。
粋な演出ですね。まあ…音楽の本も置いといてくれたらなとは思いましたが、それは我侭か。


ポップにはメンバーそれぞれのイメージに合わせた本ってことでコメントも。
13時を少し過ぎた頃にロビーまでは入ってよいということでドアが開かれました。
各所から贈られた花でいっぱいで良い香りでした。


何でTBSから?と思ったらこの舞台の主催はTBSなんですね。へ〜。
印象深かったのは福島県から来ていたお花。県からお花っていうのもすごいなと。
パンフレットは1200円、大きさはB5サイズぐらいです。グッズは他にはありません。
パンフレットの内容にはストーリーに関するネタバレは特に書かれていないので、先に読んでも大丈夫かと(自分は読まなかったが)。
1980年代のニューヨークの荒れた地区でのお話なので、時代や土地の事情を知っておくという点においてはパンフレットを先に読んだ方がよりお話に入り込めるかもしれません。

13時30分に開場。
階段を上がって中へ。(1階席だけど中に入るためには階段の昇り降りが必要。会場では普通型車いすの貸出もしていました。車いすの人は別のルートから入れるのかも)
内装がかっこいい。素敵ですね。そして舞台との近さにびっくり。ミーハーだが、この距離で松岡さん見るの初めてだ。
そしてイスが独特。何て言ったらいいんでしょうね、仙骨に圧がかからないけど坐骨に圧がかかるタイプというか。クッション借りておけばよかったかもと後半で思いました。

開演

14時を少し過ぎた頃に開演。感想は箇条書きで。
・松岡さんじゃない、ダニーだ。
・近い、近い、近い。1.5メートル先にダニーがいるけど、まるで画面の向こうにいる感覚。お芝居の中に自分が観客としているような気がしました。
・本当に出ずっぱりなんだ。セリフ飛ばないのがすごい。
・土井ケイトさんが美しい。特に横顔が綺麗。
・二人共声がいい。松岡さんの声の響き渡り方が特に。
・舞台装置、音楽、役者2人含めて、舞台上が美しい。

大体1時間40分ですが、それよりも短く感じました。
二人共感情の起伏が激しいんですが、感情が不安定に動くということ自体が逆に予定調和になってきてしまって、話が進むに連れてここで感情が変わりそうだと予測できてしまい中盤は飽きました。でも一番好きなシーンも中盤にあるんですよね。
自分にとってはこの二人がくっつこうが離れようがどうでもいいことで、どんな言葉が次に出てくるのかに期待して観ていました。
部分部分で、この言い回し好きだ、というものがあってそれは良かったです。
光と音の使い方も。音楽って、使い過ぎると感動の押しつけになってしまうんですけど、もう抑えに抑えきった感じがよかったです。

終演

「え?これで終わったの?」とびっくりしました。気づいたら拍手が沸き起こっていて、それで「あ、終わったのか」と気付きました。
よく考えたらこのお話って、この時間の流れでの話かって思うとものすごく濃い話だということも気付きました(観に行く前は一ヶ月くらいの間に起きた話かと思っていた)。
カーテンコールの二人の表情が、舞台からかけ離れていなくてお話の余韻が残っていてよかったです。
会場を出て再び階段へ。ロビーへと降りていくとあの花の匂いがふわっと香ってきます。
荒れた町、荒れた二人の会話劇の後でまるでエンディングのその後を表すような香りの演出だと思いました。
自分にとってはこの花の香り込みで、一つのお話に感じました。