「三度目の殺人」

観てきました。良かったです。
まず、とても見やすい映画だと思いました。最近は勢いのある画とかテンポの早いものを観ていたせいもあるけど、しっかり一つ一つのカットを観せていて、かつダラダラしていない。
お話も、ここは余白持たせてほしいなと思うところで、それ以上はセリフはないというのが良かったです。

ちょっとした日常会話がよかった。
アパートでの大家さん?のセリフとか。

弁護の仕方、罪の重い・軽いの基準とかそういうのも少し分かって興味深かったです。

役者の方の演技はみんなよくて、広瀬さんは「怒り」以降は変わったなぁという印象だし、役所広司さんは圧巻過ぎて。この演技見るために、1800円払ったことに価値があるとすら思いました。


大まかなストーリー、殺人の理由と思われるものは、よくある話といえばそうなんですけど、殺人の動機が最後までハッキリとはしないところ、犯人の人物像の奥の深さがあって、そして基本的には会話劇の映画なので重厚でとても見ごたえがありました。