映画

今日は一日ゆっくり過ごしました。

全然治らなかった口内炎がすっかり治りました。

先日、金曜ロードショーでやってた「風立ちぬ」をちゃんと通しで見たくてDVD借りてきました。

今改めて観ると、良い映画です。

何かが起きるアニメ、という視点ではなくて、堀越二郎の半生を眺めるという思いで観るとすっと心に入ってくる(当時、予告でもそんな風に言われてましたが)。

二郎の「外は寒いけど中は暖かい」の言い方が可愛かったり、二郎の心の中で想っていることを口にあまり出さないところとか、場面転換色々あるけどナレーション入れてないところが良い。

普通のアニメなら「失敗した二郎は傷心を癒すために軽井沢へ」とか「そして終戦」とかナレーションが入りそう。

 

あとは、ジブリの、特に宮崎監督や高畑監督作品はそうだと思うんですけど、出てくる人物が普通体型だけではなくて、太ってる人、細い人、顔が個性的とか色々でおもしろい。絵が上手い。本当に上手い。背景も人物もムラが無いから映画に集中できる。

色々好きなシーンはありますが、冒頭の二郎少年が寝ているシーンが好きです。スースーと寝息を立てている時に人物だけではなく布団や枕も動いている。だから躍動感があるんだなと思いました。

あとは結婚式のシーン。即席で行われた式。黒川夫人が口上?を立てた後にスっと戸を開けるシーン。花嫁が闇夜にバッと現れ、とても美しいです。