映画「ザ・ファブル」を観に行きました。
原作の漫画は未読です。
内容は面白かったです。
殺し屋が1年休業する理由をもう少し説得力持たせた方が良かったと思いますが。たとえば、主人公が子供や女性も平気で殺せるようになってしまってそれを不安に思って、1年休業させて父として息子の人間性を確認するとか。
それ以外は良かったです。
俳優さんがこの映画のために頑張って役作りしました感が岡田さんには無いので、元々格闘訓練してますからね。
しかもちょっと変態ちっく。夜寝るときは全裸、全裸で絵の練習するとか。一人の芸人を熱く推してるとか。感度が高い所為なのか、熱いものが苦手で極度の猫舌だとか。
完全シリアスな役ではなくお茶目なところがあるので、岡田さんっぽいなぁと感じました。
だから、「散り椿」「関ヶ原」「来る」とか最近の作品と比べても、今作は最も「等身大」に見えてしまいました。
音楽も良かったです。
エンディングが何故かレディ・ガガ。
相棒の女性の木村文乃さんも素敵でした。弾けた役で、最初誰だか分からなかったです。クレジットで木村文乃さんだと分かってびっくり。
腕利きの殺し屋ってことなのでアクションの無駄の無い動きが綺麗でした。
福士蒼汰さんも殺し屋っぽい役でしたが狂気の演技が合ってました。
ストーリー自体は、世話になった女性と、世話になっている人の弟分を助け出すというそんなに凝ったものじゃないんですけど、起承転結分かりすいし筋も通っているし、シリアスと笑いの塩梅が丁度良くて面白かったです。
また観に行きたいと思える映画です。