「GOEMON」

良かったですよ。

着物がすでに着物で無かったり、城が要塞化していたり、店にエプロン付けたウェイトレスがいたり、織田信長が西洋の騎士の格好していたり(このシーンは流石の観客も失笑)、忍と言えども何十メートルもジャンプできないだろう、とか。

ツッコミしだせばキリが無い。

でもストーリーは面白かったですよ。
信長の謀反に秀吉が絡んでいたりとか。

有名な釜茹で処刑が、才蔵だったのが意外だった。
このシーンは本当に良かった。

一番の見せ場だったと思う。

大沢たかおさん演じる才蔵が、妻を殺され、子を奪われ、五右衛門を責めるシーンとかね。


主君の復讐は討つのは止まっても、友のために刀を振るうところとか。

ガレッジセールのゴリ演じるサスケも良かったです。
捕らえられた才蔵を救ったがために、妻子に危険が及び、結局は才蔵も子供も殺されてしまい、五右衛門を責めるところは迫真。


あとは、ラストに五右衛門が家康に斬りかかるのですが、振り下ろしたものが扇子だったところが粋な演出でしたね。


惜しむべくは茶々。
広末さんのあの声がなぁ………
嫌いじゃないですが、この映画には合っていないトーンだと思いました。