9月30日の夜に観てきました。

しんぼる

前半は駄作であり、後半は奇作です。

お金を払う価値はありません。かと言ってレンタルする価値も無い。まだ大画面で観た方が迫力があるので、タダ券をどうにかこうにか手に入れて観るのが一番だと思います。

最初の10分で挫折しました。松本さんは、おそらくも何も、このつっこみの仕方が面白い、この場面ではこんな具合に愚痴を言っているのが面白いって思ってるんでしょうね。あとは、自分自身を可愛いと思っている節もあるのでは?と思いました。

つーか、「笑い」をとる手段が下ネタってあり得ないんですが。別に下ネタが悪い訳じゃないけど、一発目の「笑い」ポイントがコレって…。この時点で低俗な映画なんだなぁと思いました。

部屋からの脱出劇が徐々に加速してくるところで、ようやく「観れる」映画になってきます。ええ、客席からは一度たりとも笑いは起きませんでした。くすりとも。無言、衣ずれの音が聞こえるくらいの静寂でした。

本編は「修行」「実践」「未来」に分かれています。
「修行」は、そうは言ってもコメディ色が強いですが、「実践」から雰囲気が変わります。
「実践」〜「未来」はメッセージ性のある映像がひたすら流れ、「これは新興宗教か?」「松本さん自身、何かを超越した人にでもなりたいのか?」とgkbr状態になります(この表現が一番ぴったり)。

大日本人」の時も思いましたが、この人は美的感覚が狂っているんだろうなと感じました。好きな人は好きかも。ただ、自分も主役にするのはもうやめた方がいいと思う。