インスリン

タイトルが不謹慎ですけど、あとで日記読み返す時用に。
以前から「インスリン注射をしている、糖尿病を呈している患者さんを受け入れてくれる老健は少ない」という話は聞いていましたが、こんなにも直面したのは初めて。
まあまあ、私が無知なだけなんですけど。

今回のことで改めてインスリン注射について調べました。

まず、インスリン注射をして良いのは、本人と家族と医療従事者だけ。
介護職の人がやってはいけません。
単位を合わせてお腹や腕に簡単に打てるだけの注射を、家族はやっても介護職はやってはいけない。
高齢であったり、認知症であったり、高次脳機能などの障害を持っている方はインスリンの自己管理が困難なことが多いです。
でも、現在の法律では介護職が注射をやってはいけない。かと言って老健に看護スタッフが常時居るとは限らない。

だから、入所出来ないという。

でも、外傷による脳損傷で高次脳機能を呈した60未満の成人は介護保険が使えない。身障手帳の申請も、発症から6カ月くらい経たないと申請が出来ない。

独居困難で家族の支援も受けられない。そんな最悪の場合は、精神科か認知症病棟の療養型へ行かなければいけない。
でも、自分が持ってる患者さんはそういう病院に行く程、精神機能面は重篤でも無いんですよね…。一体どうすればいいんだろう。
インスリン注射ではなく、服薬コントロールに変われば望みはあるんだけど。
ってか、ドクター!簡単にインスリン注射の処方出さないでしょ〜って担当チームの看護師さんが怒ってました。
ホントだよ、もう!方向性のこと考えてから薬や注射の選択を考えて欲しいよ………。