今まで読んだ漫画を振りかえってみる

第2回「るろうに剣心明治剣客浪漫譚‐」(作:和月伸宏
週刊少年ジャンプ」で1994年から1999年まで連載された作品。
1994年ってTOKIOがデビューした年か。何だか不思議な巡り合わせを感じる。
5年しか連載していなかったとは思えないくらい、長ーく読んでいたように思います。

マンガもアニメも映画もOVAも全部視聴したな〜。
アニメは、京都編の最初のときの、剣心と薫の別れのシーンが秀作だと思います。
スタッフの愛情がすっごく伝わってきたし、あれは原作を超えたシーンだと思う(京都編全部がそんな感じだったけど。心太のエピソードとか)。

幕末〜明治にかけての歴史に興味をもたせてくれた作品でもあります。
学生時代はるろ剣が生きていく糧でした。るろ剣が終わるまでは頑張って生きようって本気で思っていた。
カッターで手首を切ろうとしたけど、痛いの嫌ですぐに離してしまった、屋上から飛び降りようとしたけど勇気が出なかった。そんな厨二な自分でしたね。

話戻して。
単純に、キャラクターや技のかっこよさだとか、普段の剣心と闘うときの剣心とのギャップに惚れたりだとかそういうものもあるけど。
「人を殺さない」という当たり前のことについて、深く考えさせられたり。
人誅編では、人を殺してしまったあとの償いの方法について考えさせられました。

剣心が縁に「自殺しろ」と詰め寄られたシーンはすごく印象に残っています。


るろ剣の良さは言葉で表しにくいものが沢山あります。

主人公が思い悩みながら、でも前を向いて生きて行く。敵方も同様に、というところが魅力なのかな。