映画に触発されてるろ剣の漫画の方を1巻から読み直してしまった。
改めて読むと展開が早いね。
全巻で28巻だし、今思うと決して多い巻数ではないような。終わり時がきちんとしていた漫画だったと思う。

左之助との戦いの後、みんなが打ち解けるまでが早い早い。谷邸では既に剣心が「左之」って愛称で呼んでいて、刃衛に手首刺された左之を見て激高するほど。
いつのまにそんな強い絆に………。

このテンポが良かったんだろうな、当時は。

そして、この明治のころから「薄汚い政府」などと政府への不満が出ているっていうのに気付いた。

るろ剣に嵌った人たちが一度は言うセリフ。「テストで幕末〜明治が出たときは答えられる」(笑)
赤報隊廃仏毀釈、士族の落ちぶれなど、教科書だけでは知らなかった出来事を知れたのも、るろ剣ならではだったな。

ちなみに赤報隊のことは、日本史のとあるカラーの資料本に小さい文字で「赤報隊」と書かれていて、見つけた時には感動したものです。
和月曰く、とある大先生に「この話はマニアック過ぎるよ」と鼻で笑われたそうですが、読み手としては赤報隊のことを知れてよかったし、討幕派ってそういうこともしてたの?ってびっくりした。題材にしたのは正解だったと思う。