うちの家族の誕生日システムは、相手に欲しい物を聞いてそれを買ってくる、というシステム。相手が欲しい物をそれとなく探ったりとかサプライズなんてものは無い。
子供の頃は小学校高学年になってくるとだんだん欲しい物が無くなってきたので、高校卒業までは誕生日もクリスマスプレゼントもほとんどが図書券をもらっていました。
唯一、ねだって買ってもらったのが広辞苑。多分中学生頃かな。一時期、辞書に嵌ったことがあって。
珍しく物をねだったことに親は割と喜んで「いいよいいよ買ってあげるよ」と言ってくれてたけど、広辞苑は結構高い本なので値段を聞いた親がかなり渋い顔をしていたのをよく覚えている。

誕生日が近くなると、思い出す昔の出来事。

ということで今年も弟から「何が欲しい?」と聞かれたので、欲しくないと言うと親に激怒されるので何かリクエストしないとならない。これを考えなきゃならないのが毎年毎年本当に面倒くさい。今までは化粧のパフとか縫い糸とか、巻数が抜けてる漫画とか頼んでた。流石に味気ないんで今回は「和柄の雑貨を一品」とリクエストしたら絹てまりの置物をくれました。

うーわ、これは可愛いわ。
中にトンボ玉や小さな人形が吊るさっています。
弟のことはそんなに好きではないけれど、悔しいが物を選ぶセンスに関しては家族内で一番なので、その点においては最も信頼している。リクエストしてみて良かったと思いました。