華麗なるギャッツビー

良かったです。
タイトルを見た時は華やかなストーリーをイメージしたけれど、観終わった時は別の印象を持った。

ニックが書いた小説「ギャッツビー」。最後に手書きで「華麗なる」と書き足す。

ギャッツビーは嘘で固めた経歴と、非合法な仕事で成り上がったけれど、その目標は純粋すぎるほど純粋でだから傷ついてしまったというか。死んだ後は、あらぬ罪を着せられて、葬式には誰も参列しなかった。
でもニックにとってギャッツビーは「華麗だったよ」と言ってあげているような気がした、そんなシーン。

恋愛と友情の話が丁度良い具合にあった映画だった。
あと女性の心の複雑さがすっごく分かる映画だった。
夫をね、今は愛していなくても今まで全く「愛が無かった」なんてことは無いんだよね。

この映画は140分もあるんですが長さを感じない映画でした。
とにかくギャッツビーが可愛いのと切なかった。