「聾の形」4巻。
読んでて泣けてくる。
人間個々の複雑な性格を描き分けていて凄い。
いじめ、被害者加害者。謝るのが普通じゃない、と自分は思うけど。
なおの気持ちは、確かに間違ってないし素直な気持ちなんだろうな。
障害を持っている子には思いやり持って、優しく接して、なんてことは小学校の時には当たり前のように教えられたし、実際そうしたけれど。
うちのクラスはたまたま上手くいって、ストレスに感じる子もいなかったけど。
一歩間違えればこの漫画のようないじめに発展していたかもしれないと思うと怖い。

西宮のお母さんが何であんなに厳しいのかが4巻では分かる。
非科学的な中傷は、今も昔もあるよね。昔の方がもっとひどかったけど。
うちの親も、全盲の祖母に対して「罰が当たったから目が見えなくなったんだ」なんて平気で言うものね。
障害=当人が悪いことをした報い、っていう根拠0の考えが未だにあるの、それも怖い。