氷菓

小説が原作なんだっけ?
ストーリーは、伏線の回収の仕方とか好きです。最後すっきりしますし。謎解きも、単なる思いつきではなくてきっかけがあってそれを推理に生かしていく方法が。
役者さんの演技としては、主人公の友人役の男の子と、漫画部役の女の子の演技が良かったです。
そう考えたらこの映画、モブ以外の出演者がものすごく少ない。
司書役の斉藤由貴さんは別格っていうか、佇まい、怪しさ儚さ全て良かったです。
プライベートは荒れてましたけど、演技にはそんなの関係ないし、まあ自分が好きなタイプの演技っていうこともあるんですけど、こうやってまた斉藤さんの演技が見られればいいなと思いました。


嫌だなぁと思ったところは、ヒロインの表情がホラーちっくだったところと、図書館や喫茶店で大声出すところと大声出しているのに誰も反応しないというのがリアルさが薄くて、そこが気になりました。

好きなシーンは、関谷が学校を追われて校庭を一人歩いて行くのを上空から撮ってるところ。
そして在校生が校舎から傍観する画を背負ってのシーン。これらは、内容を少し変えながらも何度か出てくるんですが、この2つのシーンがとても好きでした。