冨樫先生のアシスタントをしていた先生が描いた本、「先生白書」。
幽遊白書の初期から連載終了、そしてレベルEまで。
あの背景、闘技場のあれはアレがモチーフだったのか知らなかったよ、とか、先生のアシスタントへの接し方がものすごく優しいとか、例のマネキン!とか、幽白のラストカットのシーンの背景って…ああ〜そうったんだ〜とか、アニメに対する反応とか、レベルEの裏側とか。
意外な面含めて色々知れて良かったです。
ただ、こんなにも優しい先生だったとは。
自分は勝手に、クールで斜に構えていて…という印象だったのが大分変わりました。
逆に、そんな穏やかな方があんな毒々しい絵を考えたり、重い話を作っていたのかと思うとそのギャップが凄いなと。
そして冨樫先生と言えば、線の粗さなんですが、自分としては綺麗な線も粗い線も好きで。
でもそれは、締切に追われて、体力的にも限界だったからこその線だったり背景だったのだと知って、グッと来ました。

色々噂されていた冨樫先生のアシスタント状況ですが、幽白の時は最後までアシスタントがいたこと、逃げたアシスタントはいなかったこと、和やかな仕事場だったこと、レベルEは最初はアシスタント無しで進める予定だったみたいだけど味野さんなど数名のアシスタントから声を掛けたことがキッカケなのか、アシスタントが居る状況での執筆だったことなど、長年の疑問が晴れました。