行きつけのお店の方がチラシを下さったんで、県民の日だと無料なので行ってきました。美術館。
紅葉がまだ綺麗でした。
40周年おめでとうございます。
ミレー展は、これは後で分かったことですが今日だけは写真撮影もSNSにアップするのも自由ということで皆写真を撮りまくっていました。
勿論ミレーのコーナーの入口には写真についての説明は書いてあったんですが「今日だけ」とは書いていなくて。もう写真の音がうるさくてうるさくて。絵の鑑賞どころじゃない。苛々してしまったけど、後で県内ニュースで「今日だけ試験的に」ということを知って、あの時職員に文句言わないでよかったと心底思いました。
で、一番の目的だったドービニー展の方は最後のコーナー以外は撮影NGでゆっくり観ることが出来ました。
ドービニーのことも絵も全くの無知だったので、アニメでの紹介は助かりました。
アニメの絵が可愛い。モネやゴッホ、セザンヌと同じ時代に生きていた方だったんですね。ゴッホが描いた「ドービニーの庭」の絵、「ああ!あのドービニーってこの人だったのか!」って気付きました。
船の上にアトリエを作って、ボッタン号と名付けたその船で川を行き来しながら絵を描く生活もしていたと知って、そういう生活も憧れだなぁって思いました。
油絵でしっかり描いた絵もいいんですが、川での生活を家族たちに見せるためにドービニーがメモ的に描いた絵があって、それは漫画みたいにコミカルで可愛かったです。親近感が沸くというか、当時の生活が伝わってくる感じがして、こういう絵をもっと観てみたいと思いました。
ドービニーが描いた絵は、とにかく水辺の絵が多い。風景画というか、水辺。川。ほぼそういう絵。
印象に残ったのは雲の描き方です。自分が写真を撮るときは青空や夕焼けが多い。描くときも、曇りは描かない。でもドービニーが描く雲はとても魅力的でした。リアルでもあり、絵という枠を出てないところも素敵。
光の表現も美しいと思いました。陰影・・・。人が「見た」ものを、絵にする。要は中心が明るくて周りが暗いとか。それがとても上手な画家だと思いました。
美術館の後は、仕事の関係で市川三郷方面へ。
用事が済んだので、みたまの湯に初めて寄ってみました。山の上にある温泉施設です。この施設の周りは畑と山。他はほぼ何も無い。受付のお姉さんの対応が良かったです。
露天風呂からの景色は最高。甲府盆地と八ヶ岳がよく見えました。
山梨市のほったらかし温泉もイイんだけど、あそこは虫が浮いてて。みたまの湯の露天風呂も虫がちょっと浮いているんですが、お湯が黒いので虫が目立たないのがよかった。
お湯からあがって、お蕎麦を頂きました。天ぷらは美味しかった。多分地元の野菜、キノを使ってます。