今期、ずっと見ていたドラマ「大恋愛」。
ラストはベタに「大恋愛」という本を発行した真司。
でもそれがいい。ベタでいい。
あ、でもよく考えたら尚が肺炎で亡くなってから数年経ってからの発行なので、大分時間は掛けたんだなと思いました。
アルツハイマー病は、単なる記憶障害ではなくて、松尾の描写のように歩行障害も出てきて車いす生活になったり、話すことも一人でトイレに行くことも出来なくなったり、排尿排便感覚もなくなったり、全く体を動かすことができなくなる状態にもなります(個人差あり)。
このドラマは、どこまでの姿を描くのかなと思ったんですが、尚のシーンは比較的最後まで美しく描いたのが印象的でした。
それでも、服の着方が分からないという描写とか、アップルパイを食べるときに銀紙に注意が向かないとか、細かい描写があってよかったです。
侑市の恋愛パートは必要だったのか微妙ですが、薫を支えていく立場とか、尚家族全体を支えていくためには必要だったんだろうと思います。いくら主治医だからってプライベートにあそこまでは入れないから。
このドラマは、メインも、サブキャラも、それぞれがきちんと役割があって「おまけ」の人がいなくて、みんなのキャラが生きていて素敵なドラマでした。