リーダーの凄みを感じました。
圧倒された。

ニュースリーダーの6時、そして7時15分頃に山口さんの事件に対して茂さんが言及していたのですが、この数日見聞きしたコメンテーター達の誰よりも厳しいことを言っていました。
ニュースリーダーは2時間の枠で1週間のニュースを振り返り、リーダー列伝のコーナーもあるし、南北のことの方がTOPニュースですから、山口さん関連でそこまで時間は割けなかったんでしょうけども、このことについて質問していたのはほぼ良純さん。
アナウンサーはあまり突っ込まず。
自分が受けた感覚としては、茂さんはきっぱり「ありえない」「呆れた」と言い切っていて甘さが無かったので、もう突っ込む隙間もないほどだったなと。
怒りが、物凄く伝わってきました。

最初は「きょうせつわいせつ罪…強制わいせつ罪で」と全ての言葉を噛みまくっていて、「動揺しているのかな?」と思ったんですが、その後の様子を見ていると動揺もありつつもどっちかといえば怒りと呆れが大きかったように思います。

一部の発言がネットニュースになっていましたが、茂さんの独特な言い回しがあるので(言葉の順番とか)、これは記事を鵜呑みにするよりも実際の映像を通しで見た方が誤解が無いように思います。
私の感想も「あくまで感想」。人それぞれで、茂さんの言葉を「怒ってる。山口さんのことは見限ってる」と思う人もいれば「怒っているように見えるけど本当は山口さんを大切に思ってる」と思う人もいるでしょうし。

ただ自分は前者の要素を感じました。だから具合悪くなったんですけど。

山口さんがテレビを通してTOKIOの4人に対して名前を読み上げたことについて。事務所にもメンバーにも何も報告しないで、メディアを通して想いを吐露するなんて有り得ない(VTRでは「席があるならばTOKIOに」という部分は流れなかったけども茂さんはそのことを取り上げてました。リアルタイムで見てたそうなので)。被害者への謝罪が先なのに、あの場で「戻りたい」みたいな事を言うのは有り得ない。そんな言い方でした。
「ホントに30年やってきたのかな」の言葉がドシンときます。
画面に映る山口さんを見る茂さんの目が、冷え切ってました。軽蔑と呆れと。あとはまるで奇妙な生き物を見るようなそんな目です。山口であってこれは山口ではない、みたいな感じ。
TOKIOの山口、と言いつつも、既に一線引いているような気がしました。
会見後に太一さんと茂さんは山口さんに会っていますが、その話の中で出てきた「うちの国分」が印象に残りました。
もう「うちの山口」ではないんだなと。
太一さんの名前を出すときは温かさを感じました。で、太一さんは山口さんと話しましたが、茂さんは一歩引いて呆れて見ていたと。話の内容もあまり聞こえてなかったようなので、やや離れた位置にいたんでしょうか。

これは7時台にまた話してたんですが、この時山口さんから茂さんに「ごめん」と言ってきたけど、茂さんは「目も見なかった」と。話し掛けもしなかった。

そして、無期限謹慎という処分についてどう思うかという良純さんからの問いに「うーーーん」と苦い顔をしながら言った後に「さっきの話じゃないですけど」「一企業のトップとかなら引責辞任、会社だったら辞任ですよね」みたいなことを話していて、ここがとても衝撃でした。
(さっきの話、というのはこの話題の前に財務省のセクハラ問題を取り上げていたのでその話のこと)
「でも被害者のご家族の方に娘にも山口にも未来があると、言い方悪いですけど、お言葉を頂いて」みたいなことを話していました。


ああ、つまり、解雇されることを想定してたんだ。と思いました。
むしろそういう処分じゃなかったことに不満すらあるような。
「謹慎して反省して欲しいと思います」的なことを茂さんは言ってましたけど「謹慎と書いて99.9%解雇状態と読む」みたいな感じ。
だから一連の流れを見ていくと、茂さんは山口さんの復帰を1ミリも考えていなかったんだなと感じました。
それが、最初に茂さんが出したコメントの「示談が成立したとしても許されない」だったのかなと。
これは多分会見の前に考えられた言葉だと思うんですが、もしかしたら1ミリくらいは「誠心誠意の謝罪と行動が見られれば、いつかは復帰を考えている。責任も皆で負っていく」と考えていたかもしれない。
でも会見が終わった後に出したwebの茂さんにしては短い文章と、今日の番組見ると、全て打ち砕かれた感じがしました。

理由は、事件そのものは勿論のこと、最後の最後までメンバーを裏切ったこと。報道が出た後にもメンバーに報告せず、会見に行ってしまった。
茂さん、そしてメンバー、茂さんが大切にしているメンバー。それを裏切った行為は絶対に許せないんだなと思います。


信頼していて、永遠のパートナーだと思っていて、大切にしていたからこそ、その反動の大きさ。逆に、これほどの茂さんの怒りを見ると、山口さんの存在の大きさも感じます。どうでもいい人には怒らないでしょう。だから余計に切ない。


茂さんが何度も話していたのは、謝罪会見の場でTOKIOでやっていきたいという旨のことを山口さんが話していたこと。「ありえない、普通」と。被害者のことを想っていれば言えないはず。で、「どう思います良純さん」と振ったときには「そこに振る?自分から振る?」とびっくりしました。
良純さんは「俺が決めれることじゃないですけど」と困惑されていましたが、そうですよね良純さんに振ることじゃないですもの。茂さんに振られる話題なのに、それを他に振るっていうね。


同じメンバーとして、リーダーとしての「責任」は茂さんからひしひしと感じられるんですが、太一さんの言う「連帯責任」とはちょっと感覚が違う気がしました。
太一さんは、歩み寄って山口さんの悩みを聞いて一緒に支えていく的な(テリーさんの指摘で、少しは突き放すという意見も取り入れつつ)。
そういう意味での連帯責任。いつかは、いつかは戻ってきて欲しいという気持ちを感じられました。
でも茂さんは、自分たちが仕事などで休止が出るとかそういう処分を受ける「連帯責任」は考えていても、山口さんと再び一緒にやっていくための道のりを歩む気が感じられませんでした。


あと今の山口さんに掛ける言葉は、という質問には6時台では「言葉を掛ける以前の問題」、7時台では「言葉が出てこない」と被害者への謝罪をしっかりしてほしいだけ、みたいなことを話してましたね。

いや言葉は掛けてやってよ、たとえ罵倒の言葉でもいいから、と思ってしまいました。
茂さんの性格だったら意地でも声かけないでしょうけど。


7時台のときは茂さんも大分落ち着いていて、あまり噛まずにすらすら喋っていてそれが印象的でした。あまりに冷静で。客観的で。

それ以外のコーナーでは普通の顔に戻るんです。笑顔も普通に出来てる。山口さんの話題になったらキリッとする。憔悴した顔でもない、泣いてもいない。
番組の最後は笑顔で終わっていました。


それに凄みを感じました。
この人に圧倒された。


山口さんが戻ることを考えていないなら、グループを解散するのか休止するのかそこは分からないんですけど、他のメンバーへの愛情を感じるのでその4人をバラすっていうのも考えにくい。
例えば方向性の違いで誰かが脱退することがあったら、解散を選んだかもしれませんが、今回の場合茂さんは「裏切り」と捉えているから4人での活動を選びそうな気がしました。
でもそれを選んだら、それはそれでイメージダウンでしょうし。
5人を選んだって、甘いと言われるでしょうし。

まあ、そもそも山口さんへの正式な処分も決まっていなければ、山口さんの償いの道と断酒は始まったばかりなんですよね。

その状況で茂さんがすぐに山口さんを許せるハズもないでしょうし、まずは起訴になろうが不起訴になろうが山口さんが行動を見せていくことで何か一つ未来が見えてくるのかな。

茂さんが山口さんの目をちゃんと見て、話をしてくれる。その日が来ないと始まんないんだし。



とまあ今はそこまで考えられましたが、今朝は茂さんの言葉聞いてから今までになく具合いが悪くなって何ともいえない吐き気。
仕事があるので、吐き出すのを抑えながら食事を押し込みました。

多分、茂さんが山口さんを完全否定したのがショックだったんですよね。たとえ解散になったとしても、ちゃんと5人で話して、許さないまでもちゃんと話して、猛省を促した上での解散ならまだ受け入れられるけども。茂さんとの仲が壊れた状態で離れてしまったらもうやりきれない。
復帰云々の前に、まずは話せる日が来て欲しいです。

それでも救いがあるとすればね。TOKIOはちゃんと話してくれるってことです。そういう場もある。webで、テレビで、ファンに伝えてくれる。逃げずに伝えてくれる。それは山口さんも含めて。事件のこともまだまだいえないこともあるんでしょうが(もっと酷いことをしていたとしても、それを報道するのが果たしていいことなのかもわからない。番組名も、被害者の年齢も暴露しているマスコミにも物凄く憤り感じるんですけどね。年齢書く必要ある?)甘いことばっかり言ってた会見だけど、守られた会見でも、それでも私はいいと思ってる。会見したこと自体は嬉しかった。
こういう時、報道であることないこと言われるけど、伝える側の太一さんは本当に大変ですがちゃんと当事者たちの声が届く環境にいることは救いです。