メイドインアビス

最近気になる漫画があって、今出ている1~8巻を買いました。

メイドインアビス

ミーティを葬るところでは泣きました。漫画で泣いたのは初めて。

 

調べてみたら、この作者さんはイラストレーターなんですね。キャラクターも背景も小道具もどれも描き込みがすごくて、世界の設定も細かい。

上昇負荷の発想がいいです。

漫画はこのメイドインアビスが初めてのようですが、初めてと思えない。

しかも1巻と8巻を比べてそんなに絵の変化がない。安定しています。

 

こういう旅物にはあまり出てこない、定期的に食事する・寝る・お風呂、そして特に排泄。このシーンがきちんと描かれているのが良かったです。

食事も、携帯食ではなく現地で取れたものを試行錯誤して料理して味付けして食する。

だからなのか、異世界のお話なのにとてもリアルに感じます。

 

キャラの中ではナナチが特に可愛いです。

主人公のリコは冒険心があって、ちょっとドラゴンボールの悟空的な感じがするというか、倫理的にアウトなことがあっても「どうしてこんなこと!」と怒るのはどっちかといえばレグの方で、リコは割と状況を理解していて冷静なのがいいです。

プルシュカをカートリッジに詰められてもボンボルドに怒るわけでもなく、ヴェコから村の成り立ちの話を聞いても嫌な顔もしていない。漫画序盤はよくいる騒がしめの正義感ある主人公かと思ったら、正義道徳がどうってよりも、友情と冒険が優先って感じがします。