着付けの難しさ

着物が仕立てあがりました。

出来上がった着物はとても綺麗で、あと汚れが目立ちにくくて良かったかもと思いました。

 

が、着付けがすごい難しかった。

浴衣とは全然違う。絹だから滑りやすい。

あと長襦袢が自分の身長よりも長いので最初は引きずってしまって、どうしたものかと思って取り敢えず引き上げて腰紐で縛ってみたりして。

コーリングベルトに頼ろうとかと思ったけど、きつくて苦しいのでそれは一旦おいといて。

着物の衿が広くて、「あれ?こんなに広かったっけ?」と不安になって調べたら「広衿」という種類だったことが判明。「このホックってそういう意味か!」と気付いてからはそれは解決できて。

 

着てみて分かったのは、長襦袢をしっかり着ていないと後が大変っていうところ。

 

あとは、おはしょり問題。浴衣の時もそうだったけどおはしょりが長くなり過ぎて格好悪い。直す方法は分かりましたが、今日は疲れてしまったので2回練習したところで終了。

 

長襦袢がもう少し綺麗に着られるようになって、コーリングベルトにもう一回挑戦してみて、着崩れなく着れるようになったら外に行ってみようと思います。

その前に足袋を買ってからですけど。足袋すらない・・・。

あ、そうそうコーリングベルトも持っていなかったので今日はスターターセットみたいなものを買わせてもらいました。腰板、腰紐、ベルト、伊達締めなどなどが入っているセットで、割引で2000円ちょっと。

しかしまあ良い生地だからなのか、暑い。着物は秋冬が良いなぁと思います。夏は木綿が良いと思います。

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21時15分。

あと一回、と再挑戦。

今度はまあまあ形になりました。帯締めは上に引き上げないと腰紐が丸見えなので気をつけなければ(お太鼓にする余裕は無いのでかるた結びばかりしてます)。

長襦袢は最初は引きずってたけど、着物を着ていたらいつの間にか上がっていました。何故?

衿元の角度が鋭くなってしまうのでゆったりするために四苦八苦。コーリングベルトは使わないで伊達締めと腰紐で調節。全部着た後でも調整は出来るけど最初に押さえた方が多分ズレにくい。セットの中にマジックテープ付ベルトがあったので(人によってはそれを伊達締めと呼ぶ場合もあるらしい)それで締めれば固定しやすそう。

 

おはしょりは、長く出来てしまうのは諦めて、それに合わせて帯を巻くことにしました。普通よりも帯が下にくるけどおはしょりの綺麗さを優先する。

如何せん、自宅には大きい鏡が洗面所と風呂場にしかないので(自室には手鏡しかない)ちまちま見たり、スマホで自撮りして着付けを確認する。

 

3回着てみて、長襦袢を着る際には衣紋をしっかり抜いた方が後で直しやすいかもと思いました。

 

実際に着てみると、ドラマや映画はそうでもないけど漫画では襟元にかなり個性があるので、あれを再現すると「こういう仕組みか」と気づくことができてその点は面白いです。