西沢渓谷

西沢渓谷に行くことにした理由、①日帰りでどこかに出かけたい②紅葉が見たい③今まで行ったことの無いところ、ということでネットを調べていたら西沢渓谷が有名らしいということで行ってきました。

全長10キロ、約3時間30分のハイキングコース(ハイキングレベルのコースじゃないと思う)。

天候は晴れ。風少し強し。

紅葉は今、正に今が見頃でとても美しかったです。

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西沢渓谷の傍には蒟蒻のお店があって、そこのご好意なのか駐車場を無料で貸してくれています。そこで撮った写真。

山も色づいています。車は県外ナンバーがほとんど。ご年配の方が多かったです。しっかり山登りのための装備をしている人が9割、やや軽装が0.5割、完全お散歩目的のみの方が0.5割、という印象。

ちなみに自分はその軽装。これは戒めとして残しておきます。西沢渓谷、しっかりした装備して行かないと本当に危ない所でした。

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その名も「西沢渓谷の入口」と書かれた所から歩いていきます。今回は出発地点にあったお店でよもぎ餅を買っていきました。ゲートには「平成29年に小熊の目撃情報がありました」という看板と、山登りについての注意事項が書かれていました。そのためか、登山者の何名かは鈴を鳴らしながら歩いていましたね。ゲートを後にして、しばらくは舗装された遊歩道。のんびりゆっくり歩いていきます。

 

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紅葉の並木道。陽の光が差し込んで綺麗。風で葉が雨のように降り注ぐのも美しかったです。

いつの間にか足元がアスファルトから砂利道へ。そして石碑とトイレが見えます。ここからが西沢渓谷本番です。七ッ釜五段の滝が見たかったですが自分は軽装だったし、一人なので吊り橋まで行ったら引き返そうと思っていました。

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吊り橋から向かって右側。上の写真の真ん中に写っている山は「鶏冠山(とさかやま)」。

下の写真は、反対側の山・川。木々も、水も、コケも綺麗です。

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吊り橋を渡って「もう少し先まで見てみたい」と思ってしまいました。ここからは写真を撮る余裕も無いというか、急な階段を登ったり、幅が50センチくらいしか無いところを歩くというか、岩にへばりつきながら歩いて行きます。

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透明度!長年、水の流れによって作られたと思われる形が綺麗。

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上の写真の右端に写っているのは団体さん。こんな感じで川の端を歩いて行きます。

なれいの滝、大久保の滝を見て、その後も小さな滝も見て、1時間ほど歩いたところで「人面洞」と呼ばれる場所に来ました。ここは岩場で休憩している人も多かったです。しかし他の団体さんの男性が「休みすぎるのもダメなんだよ、体が冷えるから」とおっしゃっていて、その意味が身にしみるほど分かりました(10分座ってただけで本当に体が冷え切ってしまった)。

ここで休憩。よもぎ餅を食べます。美味しかった。この時には先鋒を歩いていた集団とぶつかっていて、歩くのも自分のペースで歩けないほど混んでいました(写真撮る人、足場が悪くて遅くなる人などいるからだったと思う)。自分は軽装、準備不足、でももう少し頑張れば五段の滝が見れるなら頑張ろうかな、と思って携帯を取り出したら電波届かず。

他の方は普通に通話していたので、wi-hiの関係か機種の関係なのかよく分からないですが、5分くらい考えて「自己責任だ!」と思って引き返すことを決めました。引き返すことを悩んだ理由の一つは、引き返そうにもどんどん人は歩いてくるし、道も人一人がようやく通れる場所だったから。次から来る人に迷惑をかけてでも戻るか、それともこの先を行くか。どっちが一番迷惑かといえば、単独で歩いていて体調を悪くした時の方が一番迷惑だと思って、引き返しました。

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時刻は11時。おそらくこの時間から登山する人は少ないだろうと思って、ある程度道が空いてから出発。予想通り、この時には人が少なくなっていました。

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多分50分くらいかけて帰路につきました。

歩いていて思ったのが、やはり自分の体力的にも人面洞が限界だった。

 

次行くときには、しっかり装備して連絡手段を確保して、五段までは行きたいと思います。