シェイプ・オブ・ウォーター

良かったです。
開始5分くらいで引き込まれました。


ここからネタバレ感想。


ストーリーを凄く凝らした感じではない。新しいとも思えない。

ただ、老舗のお菓子みたいな感じで、安心して見られる映画。
構図も、音楽も。
熟しきった感じ。
怪物と女性が結ばれるというのにあたって、まずは女性がどんな人物なのか。
その人間臭さをずっと描いていく。それが良かったです。

あと、こういうのって心が通じ合うで終わりそうなところを、本当に合体してしまうという。ここの描写。彼女が友人にそれを打ち明けるシーンがとてもいいです。具体的には言わないけど、変化した服と、彼女の表情だけでそこにもっていく。

そして、顔が見えないからこそ愛せる、というのではなくて顔も見える声も聴気取れる、でも言葉を話せるという設定がよく考えられているなぁって思いました。

彼女の生活、怪物−彼−や研究所のシーン、ソ連?の一味のシーン。この3つが同時進行なので、そのシーンの変わり方が好きでした。


アマゾンから連れてこられたという設定だったので、アマゾンという言葉に途中からは仮面ライダーのアマゾンのオマージュにしか見えなくなりました。