面白いけど惜しい

「マスカレード・ホテル」観に行きました。

面白かったです。

 

以下、ネタバレ有りの感想です。

 

連続殺人事件、と思われる事件を追っている警察が犯人が残したとされる暗号を解読したところ次の事件はホテルで起きると予測し、警察官がホテルに潜入調査するというもの。

 

犯人は誰なのか、被害者との繋がりは?などのミステリー部分の面白さと、警察の仕事というもの・ホテルマンの仕事というものという「お仕事もの」のストーリーの面白さ。ざっくり言うとこの2つのポイントがある映画でした。

ミステリーの方も結構入り組んでいるので、ホテルマンの要素は薄めにして事件の方を濃い目に観たかった気もします。でも一見関係なさそうなホテル側のストーリーが事件に絡んで来るので、やっぱり今回のバランスが良かったのかも。

 

松たか子さんと長澤まさみさんの対決シーンと、木村さん・松たか子さん・長澤まさみさん3人のシーンはかなり豪華さがありました。うわぁこんなすごい役者さんが一気に集まっている、って感じの。

 

事件解決後、警察官達がホテルを去って行くんですが、そこで終わらずに後日談があってそれが蛇足に思えました。

「ホテルに来るお客様は皆仮面を被っている」、さながら仮面舞踏会を楽しみに来ている、みたいな台詞があって、それを表現するためにあのシーンがあったんだと思いますが。

あれはスタッフロールの時にさらっと映像流して、そしてイラスト流せば良かったのになぁと思いました。

 

事件の推理方法としては、長澤さん演じるホテルマンの山岸が何気なく言った一言一言に新田がヒントとして捉えて事件を解決していく辺りが、金田一少年(で言うところの美雪)やコナン(で言うところの蘭)みたいだなと思いました。

 

あとは、この映画見終わった後にちょっと奮発して高めのホテルに泊まりたくなります。そんな映画でした。