最近職場が狂ってる

最近看護や介護の手伝いをすることが増えています。

「リハビリの視点を持って」というのがまるで免罪符のよう。

人手の足りない朝方に病棟の見守りをする。

トイレ介助、移乗介助をする。

看護や介護が手が回らないから。

上層部は看護サイドと揉めたくないらしく「出来ることはやる」精神で今まで来ましたが、そんなことやってたら助長するよと言ったんですけど。

遂に、環境整備的な仕事もリハが行うことになりました。

 

あのね、リハは何でも屋じゃないですよ?そのうち丸一日の単位を潰してリハが介護として手伝う日が来るんじゃないかと本気で思ってきました。

 

リハ職は、リハビリをすること=お金になります(個人の給与とは一切関係ないですが病院としての収入には直結します)。

1単位=20分間のリハビリを行うことで金銭が発生します。それを支払っているのは患者さんであり、そのご家族です。

カルテを見れば、何のリハビリをしたのか分かりますが通常はご家族がカルテを見ることはありません。明細書を見て、お金を支払うだけです。

今私が「おかしい」と思っているのは、ほぼ介護に近い関わりで、リハビリとしてのお金を頂いていること。

受けられる筈だったリハビリを受けていない患者さんはどうなんだろう?

本当なら上肢の訓練や、座位訓練をもっとしていた筈の患者さんが。

全員ではないけども。この数週間、私はある患者さんに対しては介護以外の関わりを殆ど出来ていません。

勿論、PTもSTもいるので、リハビリ自体は受けられていますが、あと40分~60分受けられた筈のリハビリをこの方は受けることができていません。

腐っても自分はOTだから、介護しながらもそこにリハの要素は入れるし、回復している部分もあるけどリハとしては不十分な関わりです。

リハビリを受けるために入院している患者さんが、リハビリとして払っているお金の内容が実は介護。

一番嫌なのは、1単位(20分)のリハをしたことに記録上はなっているのに、中身は5~10分しか関わっていない患者さんも居ること。

 

これ、訴えられたら終わりじゃない?と思う。それくらい酷い話です。

こんなめちゃくちゃな業務状態を新人に見せているのも恥ずかしい。

 

「これリハビリか?」と疑問に思う毎日です。看護と介護が勤務形態を見直すとか、人を増やせないのなら削れる業務を削るとか。やりようがあるだろうに。人が足りない=リハに手伝いを依頼、が定番になっています。

病棟の見守りを行える人が少ないからリハビリ室に行かないで病棟に居ろ、とまで言われるようになりました。病棟訓練が悪いわけじゃないけども、リハ室の方が器具が豊富なので患者さんの状態や時期によってはリハ室での方が良いです。

今やっていることが100%患者さんの不利益にならない、というのが厄介で。

訴える暇も気力もなく。でもこのまま流されるのは嫌なので次回出勤時にはきちんと言おうと思います。