映画るろ剣の最終章を観に行ってきました。
原作の人誅編の中の巴の思い出話を抜いた内容を、そぎ落として再構築した感じの内容。
前作の京都編よりはよかったです。やっぱり10本刀はひとりひとり丁寧に描いて欲しかったから。今回は京都編よりは話がシンプルなので見やすかったです。
観に行くかどうかすごい迷っていました。るろ剣は好きだけど実写にそこまでの思い入れはないし。でも二次創作OKな和月は今作も絶対何かしら絡んでるというかパンフレットに意見くらいは書いてるだろうし、この映画の性質上はDVDよりも劇場のスクリーンで観た方が迫力あっていいだろうし。
ということで観に行きましたよ。よかったです。パンフレットに和月がコメント載せてましたが、冒頭の蒸気機関車の戦闘と、ラストの瀬田宗次郎との共闘は確かに原作でやっても良かったと思う。四星との戦闘入れるくらいならさ。でもこれは原作をやりきったから言えることで。
そういう意味で、実写の意義はあるなぁって思いました。原作では描かれなかったけどこういう風に見せたらもっといいんじゃないの?とかさ。
雪代縁は新田真剣佑さんが演じていますが、ぴったりすぎて驚きました。演じてる感がない。佇まいも、剣の振るい方も。
剣心はもう言わずもがな。
漫画からそのまま出てきたってくらい剣心でした。ただのアクションじゃなくて、漫画で描かれている剣心のアクションの型というのがあるんですが、それが再現されているんです。猛スピードの中で。それがすごい。
縁と剣心の戦いは原作より好きです。二人だけの世界での戦い。今回はBGMが抑え目でよかったです。