映画「ある閉ざされた雪の山荘で」

映画「ある閉ざされた雪の山荘で」を観てきました。

まあまあ良かったです。

東野圭吾さんの同名小説が原作とのこと。

 

実際に雪が降ってるわけではなくて、海近くの別荘でとある人気劇団の次回作のレギュラーメンバーの最終審査を行うにあたって、ある閉ざされた雪の山荘という設定で審査するいうのがお話のベースです。

 

店舗はすごくゆっくりなので、だからこそ役者さんのちょっとした一言一言が際立つんですが皆さんとても上手いので話に入り込めました。そういう丁寧な話の進め方とか、劇場的な演出もよかったなと。

 

二つ気になる点。

もし殺人劇場が完全に遂行できたとて、肝心の本当の最終審査って別で行われるってこと?3人は麻美に生きていることがバレないようにどこかで生きなきゃならないのか。劇団長にはバレないのか?

 

もうひとつは麻美の病状。両手は自由に効いていたので多分腰損かなと思うんですが、床から車いすに上れるってどんだけリハビリ重ねて筋力つけたんだろうと思いました。排泄コントロールはどうなってんだろう。正常っていう設定?休憩するときに床で寝てたけど、足が褥瘡にならないんだろうか。ベッド用意しないのか。トイレ移乗とか入浴とかどうしてんだろ。

病院を抜け出してきて参加しているのか、それとも退院後に別荘に来てるのか。車いすはどこから調達したんだろう(購入するとしたらクッション込みで10数万かかる)。

と、そこがすごく気になって最後麻美が舞台に復帰するくだりは、よく許せたなぁとか、劇団員の励ましが綺麗ごと過ぎて、そこは冷めました。