スジナシシアター

スジナシシアターという即興演劇が今まで何度か開催されていて地上波でも流れたことがあるそうです。

笑福亭鶴瓶さん主催の演劇。

毎回、鶴瓶さんとゲストの方で、演じる場所の設定以外は何も決めずに即興演技するそうです。

 

今回は何故か茂さんがゲストに決まり、それも結構最近決まったそう。

6月28日の17時から開演。配信もあったので自分はそっちを観ました。7月3日夜まで観れたので助かりました。

 

思っていたよりも茂さんの演技が自然で、しかも自分から鶴甁さんに仕掛けていって、鶴甁さんが手の甲を噛んで笑いをこらえるくらいに茂さんがかき回していてかっこ良かったです。最後の肝心な台詞を噛んだのが茂さんっぽい。

 

舞台は探偵事務所。劇中の効果音も観客の中から立候補で決めるのでホントに即興演劇ですごいなと思いました。兵庫から来ていた前田さんはスジナシの大ファンらしくて以前も効果音担当したらしく、今回も絶妙でした。

鶴甁さんが即興で演じたのは探偵事務所の所長の助手的存在。茂さんは、奥さんが夫の浮気を疑って探偵に依頼していたという設定でそれを知らされずに、仕事場に電話が来たから探偵事務所にやってきたという設定。話の流れで陶芸家ということになりました。

鶴甁さんは徹夜明けなのでパジャマ姿、茂さんは作務衣にサンダル姿。

 

劇中は観客は一切リアクションをとってはならないので、生の演劇というよりはドラマを観ている感覚になります。全部終わってからVTRを観ながら、このときはお客さんも笑ってよくて、VTRを観ながら感想戦となります。この感想戦が面白かった。意図した演技もあれば全然意図していない演技もあり、その演技に影響受けてしまってあたふたしていたりとか。

 

茂さんが鶴甁さんや女性アナにかなり褒められていたのが何だか嬉しかったです。

 

東京の中野ZEROシアターでの公演だったことにちなんで茂さんは役名を「中野零(なかのれい)」としていました。で、今回の公演タイトルを観客に決めてもらうのですがいくつか出た中で最後に男性の方が「ある日の中野零」と案を出してくださって、これにはみんな大笑いで納得のタイトルとなりました。鶴瓶さんがフリップに書いた字がとても味があってよかったです。

 

配信ではアフタートークもありました。

中野シアターは、子供のためにしまじろうコンサートを観るなどして茂さんは何度か訪れており、その帰りにスーパーで買い物してたそうです。あとは、30年ほど前に、SMAPTOKIOV6Kinkiが揃って特番をやったときに、茂さんが自己紹介したときに司会の鶴甁さんに年齢聞かれて「36です」とボケたら鶴甁さんが茂さんの席まで来てつっこみしてくれて「信じるやろ」と言ってくれた。そんな風につっこんでくれたことで、そういうボケもありなんだと茂さんは思ったらしく。

確かに、その頃の茂さんは全くの新人だし鶴甁さんが構ってくれるなんて嬉しかったんだろうなと思いました。