「決算!忠臣蔵」を観に行きました。
とても面白かったです。声出して笑った映画は久々。
自分の好きな笑いでした。
忍びの国と同じ監督さんだからなのかBGMも似ていました。あの映画よりはテンポ良いです。
赤穂のひとたちの喋りが関西弁で、丁々発止のやりとりが小気味良い。
今の兵庫県だから、時代劇では標準語の方がおかしいのかも。
生活していくにも討ち入りをする装備にしてもお金がかかる。
しかもお家取り潰しになってみんな浪人になっているわけだから新たな仕事についてすぐにお金をもらえるわけでもないし、考えてみたらみんな大変な苦労をしていたんだなと思いました。
主演の堤さんはもう何も言うことないんですけど、岡村さんが意外にもよかった。あまりに自然で。役柄が真面目に堅実にっていうのもあったし喋りもぼそぼそ系で普段の岡村さんが江戸時代にいるみたいな。勿論本人とは違うんですが。長助という人間が実際にいたかどうかは分かりませんが、この長助と内蔵助が幼馴染という設定なので、そのやりとりが楽しかったです。
(今調べたら矢頭長助という人は実在の人物で本当に途中までは勘定方として内蔵助と一緒に行動していたけども、途中で病気になって寝たきりになってしまい、討ち入り前に病死。討ち入りについては、息子に想いを託して息子は討ち入りに参加したとのこと。映画では病気ではなかったことと、主君への想いがあまり描かれてなかったので、そこが今回一番史実と違ったかもしれない)
吉本の芸人さんが沢山出ていたので「あ、あの人だ」と見つける面白さもあるし、でもみんな演技が自然っていうか役に合ってるので違和感なかったです。
この人を良く映そうとか、盛り上げようっていう映し方じゃないので、そういう意味で豪華な出方していると感じました。
墓目線のナレーションは面白かったです。
あと、当時は計算方法がそろばん。
指で弾くということはそれだけ身体に負担もあるわけで。そういう苦労もしれました。
経理担当と侍という対抗図も斬新でした。