映画感想「ファーストラヴ」

映画「ファーストラヴ」を観ました。とても良かったですが、とても重いテーマでした。

 

以下、ネタバレありの感想です。

 

 

映画は、大学に通うある女性が画家である父親を女子トイレに呼び出して包丁で刺し殺したところから始まります。

殺したかどうかは映画ラストで真相が語られますが。

 

偶発的に起きたとはいえ、結果的には見殺しにした、というのが正しい表現かもしれません。

 

この映画には、母親からの愛情に飢えた末のセックス依存、間接的な性的虐待、未成年へのわいせつ行為、外国での日本人による買春など、特に女性・女児への性的加害の問題が多く取り扱われていたと思います。

 

予告ではこの辺りのことは触れられてなかったので、いざ本編を観ていると、テーマが重くて。でもとても大事なことで。

加害者はそうは思って無くても、被害女性から見ればそれはわいせつ行為だったとか。

例えば子供に対して抱っこしたり、可愛いと触れたりすることが、実はそれはわいせつ行為になっていないか?子供は笑ってるけど本当は嫌がってないのか?そんな事を考えさせられました。