博物館

ずっと前から気になっていてなかなか足が向かず、行こうと思った時には休館だったりして、ようやく行けました。県立博物館。今なら2月20日まで源頼朝の木坐像が至近距離で見れます。ケースに入っているのかと思ったらそのまんま居たのでびっくりしました。もちろん学芸員の方が傍に居ましたが、30センチくらいしか距離が無いので、復元された坐像の隅々まで四方から見ることができました。目は玉眼を入れてあるので綺麗でしたね。

検索するとこの像はちょっと首が沈んだ形になっていますが、手直ししたあとはすらっとした感じになっています。

現在まで伝わっている頼朝の外見を知るにつけてはこの作品が一番有力だそうで。

何でこれが頼朝だと断定できるのかというと、使われている木材が当時のものであるということが分かっているのと、中に銘文が書かれていて、そこに頼朝の死んだ日付けが書かれているとのことです。あと判別しづらいけど頼朝のことを指しているだろう言葉が書かれていると。

 

あとは常設展を回りましたが、山梨の歴史が事細かく書かれているのと、模型がめちゃくちゃちゃんとしていてびっくりしました。

これで入場料が約500円で見れるのってすごすぎます。

 

あと、大河で家康が取り上げられていることもあって、家康が武田家や甲斐の武将などに宛てた文書が展示されてあったり、その文書を保管しておくための石櫃も見れました。木の箱ではなく石櫃。

本能寺の変のあと、武田勝頼もいなくなり、混乱の甲斐の国で、家康から税金免除などの書類が届いているんですがそういうものを大事に保管していたそうです。石櫃には葵紋と金で装飾が施されており、かなり凝っています。絶対に消失させない、盗ませないという当時の人の気持ちが伝わってくるようでした。