映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」

映画「きしべろはんルーヴルへ行く」を観に行きました。

サスペンスとしては面白かったです。

煽っても然程・・・というわけではないものも多い中で、この映画で肝となる「黒」の正体も、怨念の詰まった黒い絵も、本当に迫力があって圧倒されました。

 

ただ回想シーンが結構長かったのでテンポが崩れて、ちょっと蛇足だなと感じるところも。もちろん必要なシーンであることは重々分かるんですが、もう少し演出でどうにかならなかったのか。

 

岸辺露伴の能力「ヘブンズドア」の詠唱の言い方が場面場面で違っていてそれがよかったです。力強く言う場面とか、めちゃくちゃさりげなくてノールックで言う場面とか、慈愛を込めて言う場面とか。そこがよかったなぁと思いました。

原作もドラマも見たことないですが、序盤で丁寧に事情を話してくれるので初見でも楽しめる映画だと思います。

ただ、ルーヴルの絵の謎として設定が面白かったから、これもっと膨らませて色々展開できそうだなって思いました。