トキカケ感想

TOKIOカケル。ゲストはキンプリの二人。高橋海人さんと永瀬廉さん。

正直、5年くらい前に初登場したときはふたりの印象は薄くて、特に高橋さんは今と顔が違う印象。だが情熱はあるでの演技がすごく好きだったので、フリートークを聴いていて、こんなにキャラの立った人だったのかと思いました。

 

今回は色々あったけど、TOKIOは優しいなぁっていうのはあります。

というか事務所の先輩全体が優しいんでしょうね。

 

そして個人的にもやっとするのは、TOKIOの人数が減ったことについて番組とか本人たちが「いろいろあった」でまとめていますが、その表現は合ってるんだけど「未成年者への強制わいせつ事件(示談になったため不起訴とはいえ)でメンバー脱退」という笑えないものと、好きなことを目指してメジャーでの歌手活動からは引いたステージで生きていくために脱退した長瀬さんと、ごちゃっと混ざってしまっていて。

事件のこと、そしてその2年後に起きた飲酒運転のこと。3人はどう思ってんの?というのが未だにもやーっとしています。

多分それがずーーーっと続いているから、太一さんがTwitterであれをフォローしたのが自分は許せなかったんだろうな。

 

今回の番組でゲスト側のファンも見解が分かれていて、大変だなぁと思いつつ、人のこと言える立場でもないなって自分で気づいたり。

 

あの強制わいせつ事件の真相がどうだったかは分からないですが、明らかなのは警察が動く事件だったこと・わいせつ自体は事実であること・酔っていて覚えていないこと・でも警察から知らされた後も黙っていて仕事を続けていたこと、それだけは確かなことなんですよね。

 

で、酒をやめられないかもしれないと分かっているのにバイクに乗れる状況にあったこと。バイクを売るとか遠くに保管するとか鍵を誰かに預けておくとか、そういうこともせず。飲酒運転後も相変わらずバイクには乗ってる。依存性が一応落ち着いているとはいえ。

 

それでも、強制わいせつ起こしても、飲酒運転やっても、そんな彼をTOKIOはリスペクトしていますよ、ってそこまで言ってくれたらああなるほどねとなるんですが。

「いろいろあった」「戦友だから」で濁されているというか美談になっているのが自分の中では納得がいかないんですよね。

 

元々ファンに対してどうこう言う人たちじゃなかったから、4人になったときも3人になったときも、多分自分たちのことでいっぱいいっぱいだったと思うんですよ。

だから今回の後輩お二人の意見を聞いていると、本当にこの人たちはずっと昔からファンあっての自分たちだと自覚があって覚悟があって、悩んでることも、自分たちがどうこうっていうのもあるけど、ファンがどう感じているかを気にして自虐コメントがいいのかシリアスなコメントがいいのかってことを悩んでるんだろうなと思います。

TOKIOだったらまずそこで悩まないと思う。ファンが一番で生きてきた人たちじゃないから。自分はそこが好きなんですけどね、ファンに媚びないところが。

 

結局、5年前の4人の会見以降は、事件に対しての見解は聞けてないし、事件が事件なだけにそれを口にすると被害者を傷つけることになるから言わないんだろうと思うんでうが。分かっちゃいますが、あまりにも美談でまとめがちだなっていうのと、性犯罪者の脱退とキンプリを同じステージで語るのってキンプリに対して失礼だなぁって思っています。

それは他のグループでも同じかな。ジャニーズグループにはメンバーが脱退したとか、ボーカルとか主要メンバーが抜けたグループはいくつかありますけど、その人たちとTOKIOの状況はエグさが全然違うから分かったように語るのはちょっとお門違いだと自分は考えています。