映画「ゴールデンカムイ」を観に行きました。
とても良かったです。
原作は未読ですが、有名作品なので何となく北海道が舞台で元?軍人とアイヌの女の子が旅をして金塊を探す~みたいなストーリーは知っていました。
なので、冒頭で日露戦争で起きた旅順の二〇三高地の戦いが出てきたときは驚きました。あ、ここから始まるのかと。杉元が軍帽を被っていた理由ってここからかと。この二〇三高地の戦いの場面がすごくよく出来てて、勿論CGIも使ってはいるんでしょうけど迫力あるし、相手のロシア兵の様子もきちんと描いているし、これ旅順の戦いだけで戦争映画作れるんじゃない?と思うくらいです。
調べてみたら久保監督は時代劇を今まで撮ったことないみたいで、何でいきなりこんなちゃんと撮れるのと驚きました。
明治後期。日露戦争後の帝国陸軍の荒くれどもの戦い方とか凄く迫力あってよかったです。拷問シーンも容赦なくて。そりゃR12になるなって。でもそこまでグロくはないので見やすいと思います。
杉元は不死身のように思われているけど、どこかで死地は探しているようにも見えます。普段の穏やかな様子と、戦闘時の狂気的な戦い方のギャップがすごい。雪山、ソリ、とどこもすごいんですけど、中でも椅子に縛られてまま飛び上がって回転しながらの攻撃は圧巻でした。
続編は是非見たいけど、キングダムといいゴールデンカムイといい、激しいアクションが多いので山崎賢人さんの健康面が大丈夫か心配になります。でもアクションもドラマ部分の演技もとてもよかったです。
アイヌの少女、アシリパ。可愛かったし、弓矢のシーンがかっこ良かった。リアクションの変顔が面白かったです。
ヒグマやオオカミなど動物たちのCGのクオリティが高くて驚きました。そこにいる、という感覚。
白石という脱獄囚のキャラがよかったです。不躾だけどどこか憎めないひょうきんな感じがいい。
玉木宏さん演じる鶴見の凶器さもいいし、団子の串差しも鮮やか。
舘ひろしさん演じる土方歳三も殺陣がかっこいいし、二人とも馬術が素敵でした。
あと料理のシーンがとても美味しそうでよかったな。
屋外で食べるんじゃなくて狩猟小屋というのを作って食べるというのは知らなかったので勉強になりました。
そういえばと思い出したのが味噌作りなんですけど、DASH島でめちゃくちゃ苦労して作ってたので、麹がないと作れないから知らない人はホントに知らない調味料だし作ろうと思わないかもと思いました。